【恋愛】ナスビはナスビにしかならんのですよ。

【479号】

題名はUSJをV字回復させたマーケッター森岡毅（もりおかつよし）さんの言葉だよ。

もう少し詳しく引用したのがコチラ↓

あのう、普通人間って、えっと弱点だと思うことをどう直そうかって考えるんです。ナスビはナスビにしかならんのですよ。逆にナスビであること、丸みがあること、紫色が黒光っていることを、誇りに思うようにしてあげないかんのですよ。ナスビがキュウリになれとか玉ねぎになれ、オレは玉ねぎが好きなんだってやったら、しょぼくれたナスビにしかならんでしょ。ナスビはね、立派なナスビにするしかないんですよ。

森岡毅さんの言葉

これは自分の強みを磨けという文脈で語られている言葉なのだけど、この言葉から、彼を手放すために学べることってある。

彼に執着しそうだなとか、彼のことをずっと考えてしまっているなっていう状態になったとき、あなたの頭の中で周っていた”問い”って

「どうすれば彼にふりむいてもらえるか」
「どうすれば私のところにきたくなるか」
「どうすればもっと好きになってもらえるか」

ではなかっただろうか。

そして、
男性心理を勉強して、かけひきをしようとする
彼好みをリサーチして、それに染まろうとする
ぜったいに彼に逆らわない女になって従順であろうとする

し、イイ女になれば、彼がこっち振り向くでしょって思ってた。

でも一向にふりむいてもらえず、ＬＩＮＥは既読スルーで、言葉にしたくないけど「都合のイイ女」になってるとうすうす感じてる。

認めたくないけど。そんなこと人にいわれなくてもわかってるだろうけど。

そこで、冒頭の森岡さんの言葉だ。

「ナスビはナスビにしかならんのですよ。」

彼に合わそうとした瞬間、あなたは自分をころしてしまっていないだろうか。

ほんとはボーイッシュが好きで、髪型もショートにしたり、カジュアルで動きやすい服を着たいのに、

彼に好かれるかもっていう理由で、ロングにしたり、花柄のスカート着てみたり、フリっとしたブラウス着てみたり、足のいったいパンプスをはいたりする。なんなら胸も強調しとこうか（ないけど盛ろう）

ほんとはボケじゃなくて、するどいツッコミが得意なのに、彼に好かれるかもっていう理由で、アホなふりして、わかんないフリとかもしとこうか。清楚系や清楚系。

ほんとは漫画が大好きで、推しキャラまみれになりたいのに、彼に好かれるかもっていう理由で、休日はビジネス書や語学の勉強してるよ♡なんて言ってみとこうか。

これは、ナスビが犬になろうとしているようなものだ。

「コレは彼のためにやっている」

でも、何かおしころしているような、ほんとは趣味じゃないんだよなっていう”違和感”がないだろうか。あれば、それが答えだ。黒光りナスビがしおしおになっている。

それが楽しくてやってるならそれでイイし、それでうまくいってるならそれもイイし、そういうことを楽しみたい時期っていうのもあると思う。

ので、それをすること自体を否定しているのではなく、

「仮面をつけないと築けないと思ってる関係でわたしは幸せになれるのか？」

を自問自答してみてほしい。

あなたが問うべき問いは、「どうすれば彼に好かれるか？」ではなく、上記の問いだ。

質の高い問いが、あなたを思考と心の迷路から出口に連れて行ってくれるのだ。

ナスビが犬になろうとして、自分のことを苦しめてないだろうか。苦しいなら自分を解放してあげよう。

自分好みの服、髪型、趣味していいんだよ。

今日もあなたを幸せにする選択を。