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【恋愛】苦しみのもとは彼から返信がこないことじゃない

【487号】

音信不通。既読スルー。ないがしろに扱われている感じ。

こんなことが3日とか数日とかのレベルじゃなく、数週間、数か月、なんなら数年に渡って起こったら、それはもう苦しいってレベルじゃないよね。

このときの苦しさって、歯を食いしばって耐えるタイプの苦しみに近いかもしれなかったなぁ・・・。

来る日も来る日も、返信がくることだけを信じる日々、みたいな。無心に耐えていたなぁ(遠い目)

そしてこう思ってた。

「彼から返信がくれば、私は楽になれる」と。

こんなことに似た言葉がずっと頭の中でまわってたと思う。

あるいは、彼と逢えれば関係はすぐにもちなおす、彼とつながってさえいればうまくいく、とか、そんな言葉を握りしめてたなぁ。

コレ、何をしてたかというと・・・

”現象”だけを見て、”現象”に反応して、その”現象”が解消されれば、問題は解決されるって思ってたの。

なので、”彼から返信がこない”という現象だけを見て、それが解決されれば私は救われる、みたいな感じかな。

でも違う。表面上の現象が解消されたとて、問題は解決しなかった。

返信がきたとしても、またすぐに不安にさいなまれたし、逢えたとしてもまた逢えないのでは?という恐怖に押しつぶされそうになってた。

だから、現象だけを見続けて、現象を何とかしようとする限り、苦しみから解放されることってない。

じゃあ、何を見ないかといけないかというと・・・その「構造」をみなくちゃいけない。

「構造」・・・?

仕組みとか、システムとか、背景とか、本質とか、そんな言葉に言い換えられるかなと思う。

彼から返信がこない。

それは一大事だけど、これは決してあなただけが特殊な状況、というわけではない。こういった現象はそこここで起こっているわけで。

感じ方は差があるだろうけど、似たような問題や苦しみにさいなまれてる人がいる。そうでなければ「男性心理」とか「音信不通」を表したサイトが世に溢れないよね。

だから誰にでも起こりうる問題、ということだ。それってなんでかっていうと、そういう「構造」だから。

例えばシステムってあるじゃない?あれって「1+1」を入力したら、必ず「2」がでる、というように決まった入力からは、決まった答えしかでない、というもので。これも一種の構造。

迷路も入口と出口がある、これも構造。

どういう構造の、どういう入口によって、今の苦しみが発生しているのか?をつかめたら、自分で苦しみをこれ以上大きくしないようにできるようになる。

しかもこういう構造って目に見えないから、多くの人が気づきづらい。だからこうやって言語化して、その構造を理解したとき、自分で状況をコントロールしたり、近寄らないという判断ができるようになったりする。

今回の例でいくと、”返信がこなくて苦しい”のは、彼から返事がこないからあなたの苦しさが発生しているのではなく、目に見えないところで、

あなたが他人を思い通りにしようとしている”から苦しい。思い通りにならないことって苦しいのよ。

しかもその時感じた苦しみを我慢するから、なおさら苦しい。

子どもは思い通りにならないと思いっきり泣けるけど、大人なあなたは泣くことを我慢して、自分の中に溜めつづけているものね。それが感情の負債になったりする。

これが、あなたを苦しめている「構造」だ。

どうだろう。

ただただ、彼から返信がこなくて苦しいって思ってたときと、今とで、今の状況に対する捉え方に変化はあっただろうか?

変化があったなら、それが突破口になる。

今までは目の前の現象に反応しつづけていたけれど、こういう構造がある、ことを理解したあなたは、次からどんな行動をとれるだろうか?

ということをあなたなりに言語化してみてほしい。

そ~なのね~めんどくせ、と、この問いを流してしまうのと、自分の頭で考えて言葉にしてみるのとで、これからの選択に違いが起こってくるよ(=選択が変わる=人生が変わる)

言語化は積み重ねだからね。最初は威力が弱くても、積み重ね続けるうちに、自分のことを動かしてくれる言葉をもてるようになるからね。

自分の気持ちをもっと聴いてあげよう。

今日もあなたを幸せにする選択を。

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