【恋愛】不安ベースの行動が執着に成長する
【371号】
彼から連絡がこない。こんな状況が続くと頭の中でまわりはじめる言葉。
”忙しいって本当かな?”
”それとも適当な理由つけて逢わないのかな?”
”何してるんだろ?何考えてるんだろ?”
不安は疑問をうむ。頭の中にある疑問があなたに答えてくれと言われているような気持ちになる。
頭の中で、誰も答えを教えてくれない疑問だらけになったとき、よからぬ想像が膨らむ。
”ひょっとして・・・”
”もしかしたら・・・”
”もう・・・”
またこの想像が不安になる。
この不安を解消したくてたまらなくなる。
だから、彼から連絡があれば、彼から連絡がこない理由がわかれば、彼と会うことができれば、不安は解消されると思えるようになる。
だからあの手この手で彼から連絡を引き出す手段を考える。
仮に一度うまくいって返信があったとしても、余計不安が大きくなってかえってくるだけで、不安は解消されない。
なぜなら不安ベースで発したコミュニケーションは、不安が鏡のように返ってくるだけだからだ。相手を通して、自分の不安がもどってくる。
そしてまた返ってきた不安を解消しつづけたいループに陥っていく。
これが積み重なると執着に成長していく。
彼に執着しているように見えるものは、実は自分の中にある不安に執着していたりする。自分の可処分エネルギーの80%以上をある対象に注ぎ続けていたらそれは執着といっていい。
不安を追いかけ続けると執着になる。だから、追いかけないという選択が、あなたを執着から遠ざけてくれる。
これ以上の不安に苛まれないようにするためには、今、自分がとろうとしてる行動が、不安(を解消したい)ベースの行動なのか、愛(を自分や他人に与えたい)ベースの行動なのか、自分自身でわかると思うから、
今とろうとしている行動が、不安ベースなら、やめておく。
特に彼から連絡がとだえたとき、理由を詮索したくなる。
でも詮索はどこまでも不安が大きくなるだけで、何の収穫もえられない。時間を浪費するだけになったことはないだろうか。
理由は重要じゃない。
連絡がこない、その事実がある。そしてそれは彼がどんな理由であれ連絡する気がないから。
こう受け止めておいて、それ以上はつっこまない。想像で答えを決めない。
それ以上つっこもうとすると必ず自爆する。これまでにも不安を燃料に彼に爆撃していったことがないだろうか(ちょうぢょは数えきれないくらいある)
じゃあそんな不安を出さずにどうやって彼とコミュニケーションとればいいのか?
答えは、何もしない。だ。
この何もしない、という行為は受け身的に見えるけど、何かしないと不安でしかたなかったあなたからしたら、かなり能動的な選択になると思う。
何もしない、にも意志がある。
何もしない=不安にこれ以上エネルギーを注がない
何もしない=執着から距離をおく
何もしない=彼ではなく、他のことにエネルギーを注ぐ選択をする
何もしない、は立派な手放し方法の一つになる。
今日もあなたを幸せにする選択を。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?