見出し画像

京繍 職人さんインタビュー②

【京繍を次世代へ】

京都府の伝統的工芸品、京繍。伝統工芸士の安部敦子様にお話を伺いました。安部敦子様  http://kyo-nui.com
経済産業大臣指定伝統的工芸品 伝統工芸士

👘祖母が縫った。今から百年位前になると思います。大正ぐらいに縫っているので。でも締めてみたら繻子という生地なのですが、やっぱり百年経つと生地の方がもう持たなくなってきて。刺繍は全然大丈夫なのですが、帯として活躍するには生地が持たないという感じで。まあ何かに変化させようかなと思ってるんですが、これは祖母が縫った帯です。色もはげてるとかそういう古くさくなくていいなとちょっと思って、勉強になるなぁと思ってるんですが。

つたえ手
スクリーン上でも分かります。緑の所でも、いろいろな色が、緑でもグラデーションが。

👘そうですね。これが祖母がやった帯です。

お仕事を始めたきっかけ
②お祖母様の帯 
③刺繍糸について
④今もマスクを作っています
⑤伝統を繋げたい
⑥伝統工芸士の役割
⑦伝統産業の可能性

こちらのインタビューは音声でもお楽しみ頂けます🎧

京繍(きょうぬい)について 伝統工芸青山スクエア様より

京繍は、平安京が造られた時、刺繍をするための職人をかかえる織部司(おりべのつかさ)という部門が置かれたのが始まりとされています。
江戸時代中期に、宮崎友禅斉が友禅染めを完成させるまで、刺繍は、鹿の子絞、摺(す)り箔とともに布地を加飾するための重要な方法でした。特に、経済力を持つようになった町人たちによって作り出された、「寛文文様」と呼ばれる新しいデザインの表現の中で、刺繍は重要な役割を果たしました。奈良県の興福院に伝わる掛袱紗(かけふさ)は、格調高い江戸中期の作品を代表するものと言えます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?