近江上布 産地訪問 10 伝統工芸/つたえ手 2020年8月19日 23:11 子供が小学校へ入学したのを機に、自分の時間が出来ました。何かしたい、そう思った時出会ったのが#つたえ手 でした。伝統工芸の魅力を発信する#つたえ手 としての活動は、滋賀県の伝統的工芸品である近江上布という麻織物の産地レポートから始まります。手おりの里 金剛苑http://www.kongouen.co.jp/5千坪の広い苑内には、近江上布(麻織物)、秦荘紬(絹織物)の資料を保存する織物資料館や染色工房があります。個人でも入苑料を払って見学体験が出来ます。麻の栽培、かいこの飼育見学もあります。お会いしたのは、近江上布認定伝統工芸士(染色部門)西村善樹さん。染色工房を見学しました。デザイン→設計→染色→整経→唐巻→手織→仕上げ が主な工程ですが、ここでは機織り機にかける前までを行います。1mmのずれも許さぬ伝統技「櫛押し捺染」に目を奪われましたが、西村さんはこうおっしゃいました。「織物の心臓部は整経(せいけい)という作業。地味で目立たない工程だがすごく重要な工程だと教わりましたし、今もそのように思っています」整経とはジグザグに、必要な糸の長さと本数を整経台の上で用意すること。すなわち織物の命である「アゼ」を確保する工程です。30本立てると40周弱、40本立てると30周弱。整経台の杭にかけ、間違えないようにひたすら歩きます。絣(かすり)は染め方の種類ごとに番号がつき、それらの組み合わせで形が表れます。絣の番号ごとに糸の本数も決まっているので、その本数ごとに「経玉(へだま)」と呼ばれる糸玉にして次の工程へ渡します。同行して下さった近江上布伝統産業会館染織職人の方曰く、「整経台が六反も長さがあるというのは珍しく他ではなかなか見られない」☆ここが伝統☆江戸時代に考案された「櫛押し捺染」という技法を使うこと。櫛の形をした道具に染料をつけ、押すようにして糸に染み込ませる。染め幅の違いによって細かい櫛や太い櫛を使い分け、色鮮やかな絣を生み出していく。□現地コーディネート近江上布伝統産業会館 様https://asamama.com/ #動画 #いま私にできること #着物 #インフルエンサー #職人 #伝統工芸 #つたえ手 10 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート