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着物姿でアバターを作ってみた

メタバースって何だろう??難しい横文字が出てくると、拒否する自分がいる。気持ちを奮い立たせて、メタバースプラットフォームcluster(クラスターをダウンロードした。

アバターを選んでバーチャル空間へ入ると、自由に歩き回ることができる。空間はひとつではなく、作られた世界がいくつもあって、その中から好きな場所を選んで散策できる。私はゲームをした経験がない。だから感覚的にアバターの動かし方が分からず、立ち往生することしばし。トライアル中。

2021年10月に第1版が発行された『NFTの教科書』にはこんな文章がある。

2021年現在ではメタバースといってもFacebook Horizon、VRChatやFortniteのような「完全な仮想世界」とNiantic社が開発するポケモンGOなどの「現実空間内包型」といった分類に大きく分かれています。
『NFTの教科書』P59より

なるほど!私が試したのは「完全な仮想世界」。「現実空間内包型」に伝統工芸を絡めたら楽しくなるかも?まずはオリジナルアバターを作ることに挑戦。

・つくったモデルは自由に利用可能
 VRoid Studioを使って作成した3Dモデルデータやテクスチャ・アイテムデータは、商用・非商用を問わずさまざまな用途に利用可能です。
『VRoid Studio』
足が切れてしまってますが こんな感じの動画を作りました


私は主にインスタグラムで伝統工芸に関する写真や動画を載せて、日々楽しんでいる。もともとは旅行業の仕事をしていたので、日本の観光資源と絡めてアバターを使うと今後の仕事にも役立つかな、と考えた。すると著作権に問題ないアバターが欲しい。VRoidの使い方は簡単だったが、作ったVRoidに動きをつけるため、また別のソフトを使わなければならないことがよく理解できず、仕上がりまでは結構苦戦した。

思い切って「自分のアバターをプロにお願いしてみよう!」と思い立ち
#青山3Dスキャンスタジオ 様

360度瞬間撮影。カメラ100台で標準ポーズ(Aポーズ)を360度瞬間同期撮影(1/200秒)します。

簡易リギングをご希望の方は身体にフィットした服装をお勧めします

予約の確認メールには、こう書いてあった。しかし無知とは恐ろしい。アバターを作ることが目的にも関わらず、せっかくなら着物!と頭の中で決めていたので、この注意書きはすっぽり抜け落ちてしまった。私の中で1番重要だったのは、どの着物と帯で撮影するかということ(爆笑)代表の岩山さんはなんとかこの私の思いを叶えようと、撮影時袖の部分をしきりに手直しするようアシスタントの女性に指示していた。その時点でも私は何がいけなくて、袖を直しているのかよく分かっていなかった(苦笑)

そして、その意味が理解できたのは後日データをもとに自分で動かす作業をした時。

お辞儀をするため、動かしている途中のモーション 
※直立姿勢は着物の美しさが出ましたよ❤︎
でも まだ内緒

~学んだこと~

●裾の広がったパンツやフレアスカート、ロングスカートだと足の形状が撮影できない→動きをつけるとき不自然になる

●撮影時は、足はややガニ股に開き、腕は斜め横にポーズする(脇を5cmほど広げるイメージ)

さて自分の不勉強ゆえ、きっと誰かに役立つ記事ネタとなりましたが(そう信じたい笑)、いろいろ試すことは本当に楽しいので工夫することで美しいフォルムに仕上げていこうと思います。

~感想~
それにしてもリアルアバターのクオリティの高さにはびっくり!すごい時代だなというのが正直な感想です。100台の一眼レフカメラに囲まれて撮影というのはなかなかできない体験。超おススメです!!次回撮影する時は、ロングスカート、ヒール、タートルネック、ふわっとした袖のシャツは避けますので、岩山さん、またお願いします!

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