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女性を支えるケアマネージャー

クリニックは、7月が期末です。

期末に向けて、物販の10%割引、
美容(高濃度ビタミンCマイヤーズカクテル)点滴、
白玉(グルタチオン)注射、
ニンニク(アリナミン)注射などの

キャンペーンをすることにしました。

このキャンペーンは、スタッフや若い人たちの
アイディアを中心に始まりましたが、

皆が気持ちを合わせて患者様への声かけをしたり、
収支を意識して診療に取り組む、

新しいきっかけとなりました。


今は大学病院でさえ、独立法人になり

診療科ごとの収益や企業協賛の獲得に
取り組む時代になりました。

つまり、医療は、皆がお金を出し合って支える
公助的なものとしてばかりでなく、

企業や自治体がお金を出して従業員や住民への
福利厚生や住民サービスとして提供するもの、

また、個人が自分のより良い健康や美容のために
利用するものへと拡大しているのです。


特に、都市圏は、自費診療や美容の部分が
大きくなっています。

人件費や施設費がかかることと、
求められるサービスや情報のクオリティが、

さらにきめ細かくなっているのです。


出産がその一つです。

母児の安全=命を落とすことなく、
無事にお産ができること、という大きな命題が、

日本では周産期医療(産科と新生児科の連携)や
周産期ネットワーク(母体搬送システムの構築)の
充実によってクリアされてきました。

母体死亡、新生児死亡率は
世界でも最低レベルをキープしています。

しかし、死なないだけではなく、出産の質、
例えば痛くない出産=無痛分娩が普及してきました。

無痛で痛みをとると、陣痛が微弱になり
回旋異常、分娩遷延が起きやすくなります。

結果、吸引分娩や帝王切開が増えます。

また以前は、痛みに耐えることが
母親になるために大事だとか、

日本人は痛みに耐えて声も上げずに出産ができる、
素晴らしいとか言われてきました。

しかし、今や東京をはじめ大都市圏では、
無痛分娩は当たり前になりつつあります。

陣痛で長い時間耐えて体力を消耗するよりも、
パートナーと一緒に喜びと共に出産し、
引き続く育児にも体力的・精神的余裕を持って取り組みたいと。

これも、女性の選択肢となりました。

他にも、個室の入院、豪華なお祝い食、
産後ケア入院など、自費診療の部門が増えてきています。


産後のうつで亡くなる女性が、
出産で亡くなる人の数を上回るようになったコロナ孤独育てを、

実家の母親やパートナーに頼れない女性たちは、

産後ケアや子育て支援を、訪問看護や家事支援、
保育園、子育て支援、心理カウンセラーなど

多種多様な有料サービスに頼らざるを得なくなっています。

しかし、その情報と資金をすべて自分で賄うのは無理。

となると、誰かケアマネージャーさん的な、
サポート手配を統括する人と制度が必要です。


私は、思春期にも、妊活にも、更年期にも、

そのような(ケアマネ的な)
かかりつけ医療&福祉の専門家が必要と思います。

女性医療と女性ヘルスケア、
そして美容のこともわかるケアマネさん、

保険医療と、福祉と、福利厚生と、自費部門を
組み合わせて使いこなせる女性支援制度が、
できないものでしょうかね~


* * * * *

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