クラムボンと眠りのひみつ
【あらすじ】
タコクラゲのクラムボンが海に浮いていると、頭上から七色にかがやくウロコが落ちてきました。
見上げると、ちょうど人魚が通り過ぎていくところでした。
初めて目にする人魚のうつくしさにすっかり心を奪われたクラムボンは、あとを追うように泳ぎ始めます。
ところが、人魚を追いかけるうちに嵐に巻き込まれてしまいます。
気を失い、浜辺に打ち上げられたクラムボンは、水分を失って、小さく小さくしぼんでいきました。
次に目を覚ましたとき、クラムボンはベニテングダケに変身していました。