見出し画像

干し芋が出来るまで [Step6] - パッキング - (完)

干し芋の鶴田商店です。

これまで5回にわたり、干し芋が出来るまでの工程を簡単ではありましたが、ご紹介してきました。前回の芋はたきの段階で、干し芋としては完成していましたが、販売商品にするための最後の工程を今回ご紹介します。

1,干し芋並べ

 まずは、前回の芋はたきで、すだれからはずした干し芋を収容した箱から取り出します。食べたくなってしまいますが、ぐっと我慢です(笑)

↑芋はたきした後の干し芋

次に専用のトレーに、指定の内容量になるように干し芋をバサッとのせます。そこから干し芋を一枚一枚トレーに綺麗な見た目になるように丁寧に並べていきます。干し芋一枚一枚の形は異なるため、綺麗に並べつつ内容量を合わせることは、難しいのですが、ベテラン職人さんたちは手際良く、綺麗に並べていきます。内容量もぴったりいかないときは、最後の一枚を変えたりし微妙な調整をしています。

↑干し芋を一枚一枚トレーに並べる

そして、最後のここでも一番大切なポイントは、変色箇所や皮の残りなどがあった場合は、取り除きます。これにより、美しい黄金色の干し芋になります。

↑綺麗に並び終えた干し芋

2,袋へ入れる

 次にトレーに並べた干し芋をパッキングするパッケージ袋に入れます。

↑袋に入れる前の干し芋

袋に入れたものを、箱に収容していききます。

↑専用パッケージに入れられた干し芋

3,袋閉じ

 最後に、袋詰めした干し芋は封が開いていますので、袋閉じをします。専用の機械を使用し、袋に脱酸素剤を入れてから、機械に通すことで、袋内の空気を抜きながら閉じてくれます。合わせて、内容量や賞味期限も印字してくれるので助かります。

↑専用の機械で袋を閉じる

4,完成

 これでようやく商品としての「干し芋 べにはるか」が完成しました!!
陽の光を浴びると、干し芋の黄金色がより一層際立ち、とても綺麗で美しいです。この黄金色を見るだけで食欲がそそられてしまいます。

↑販売商品として完成した干し芋

5,まとめ

 これまで6回の投稿に分けて、干し芋の作り方をご紹介してきました。
そもそものさつまいもの味から各工程での作業によって、鶴田商店の干し芋の味が出来上がっています。ねっとりともっちりとしたような柔らかい食感、濃厚で上品な甘さが特長の干し芋です。そして、各工程でもご紹介したように、最初から最後まで見た目にこだわって、変色箇所などを取り除いたことで、美しくて綺麗な黄金色の干し芋に仕上がります。

 今回の投稿を通じて、私たちの干し芋の特長を再認識することができました。そして、何より作り手の従業員に皆さまへの感謝の気持ちでいっぱいです。これからも、私たちの干し芋を大切にしながら、たくさんのお客様に、干し芋を通じて、喜びと笑顔をお届けしていきたいと感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?