干し芋のキャッチフレーズ
こんにちは。
干し芋の鶴田商店です。
今日は、当店の干し芋のキャッチフレーズについて、ご紹介したいと思います。そのキャッチフレーズは、タイトルにある「また、ほしくなる。ほしいも」です。
1,キャッチフレーズで伝えたいこと
当店のキャッチフレーズ「また、ほしくなる。ほしいも」は、下記のようなことをお伝えできたら嬉しいなと考えて作りました。
<お客様への想い>
干し芋を通じて、喜んでいただき笑顔になってほしいこと
<干し芋の素晴らしさ>
・干し芋はとても美味しい食べ物であること
・原料はさつまいものみ。無添加でどなたでも安心して食べられること
・綺麗な黄金色で見た目からも食欲がそそられてしまうこと
・一度食べるとついついまた手が伸びてしまい、またほしくなる美味しさ
<作り手のこだわり>
・干し芋の加工は、手作業で手間暇かかるが、心を込めて作っていること
・私たち自ら原材料のさつまいもを苗から育て、一貫生産していること
以上が、このキャッチフレーズで伝えたいことでした。すべてが伝わるとは思っていませんが、お客様への想いと干し芋の素晴らしさを感じていただけたら、とても嬉しいなと思います。
2,キャッチフレーズを考えた背景
実は、そもそもキャッチフレーズを作ろうと思って、作った訳ではありませんでした。干し芋を食べて感じること、お客様への接客、直販サイトのコンテンツ制作、SNSでの情報発信の投稿、ロゴ制作、パッケージデザイン制作などいろいろな作業がきっかけでした。干し芋の味や食感はもちろん、製造、当店の歴史や特長などさまざまなことを考えてまとめ、表現する際に、自然とキャッチフレーズのような言葉がいくつも出てきていました。そんなとき、自分たちの干し芋に、キャッチフレーズを作ろうと思いました。
まず最初に思ったのは、干し芋は、一度食べだすと、ついついてもうひとつと手が伸びてしまうのです(個人差はあると思いますが)。そして、無くなると、また欲しくなってしまう。クセになってしまうほど美味しくてたまらない食べ物だと昔から思っていましたので、これをベースにして考えようということにしました。
3,キャッチフレーズを考えた際のポイント
そもそも、広告関連の仕事をしていた訳もなく、キャッチコピーとキャッチフレーズの違いさえも分かりませんでしたので、良い勉強になりました。
キャッチコピーとキャッチフレーズは、下記のような違いがあるようです。
キャッチコピー:消費者に強く訴えるような宣伝目的で使われる
キャッチフレーズ:人の心を惹きつける宣伝以外にも使われる
宣伝以外にも使えるものにしたいと考え、キャッチフレーズに決めました。
そして、下記のようなポイントを大切を考えてみました。
Point 1:美味しいと書かずに美味しいことが伝わる
・美味しいなど味や食感、外観などの具体的な言葉は使いたくなかった。
・お客様に喜びや笑顔を感じて取っていただける表現にしたかった。
Point 2:簡単で分かりやすく、自然な言葉
・「ついついまた手が伸びる」「また、食べたくなる」「クセになる」「やみつきになる」という一般的に使われているなフレーズは、言葉や単語の意味やイメージなどからしっくりこなかった。
・これらのフレーズが表現するものを、少し枠を広げてイメージして考えたときに、これらのフレーズすべてをシンプルに表すナチュラルなフレーズを考えた。
Point 3:覚えやすいこと
・「また、ほしくなる。ほしいも」ということで「ほし」で韻を踏んだこと
・すべて平仮名とし、一体感を出し、読みやすくすること
・「」で囲むことで、人の声や気持ち、想いであるようにすること
こうして、生まれたキャッチフレーズが「また、ほしくなる。ほしいも」
です。
4,まとめ
キャッチフレーズは、今年の春先くらいから使用し始めました。これが、干し芋の素晴らしさを知っていただくきっかけにもなり、ありがたいことにお客様から共感のお声をいただくことも増えました。そして、このフレーズに値する美味しい干し芋を作り続ける想いも強くなりました。今回の投稿で私たちのキャッチフレーズについて、まとめてみたことで、改めて整理できたこと、感じることがあり良い機会となりました。
「また、ほしくなる。ほしいも」を大切に、これからも干し芋作りに取り組んでいきたいと思いました。
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