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意外と知らない、さつまいものこと

こんにちは。
鶴田商店です。

 今回は、世間では馴染みで人気の野菜「さつまいも」について、意外と知らなかったとお聞きすることをいくつかご紹介したいと思います。

■さつまいもは、何科の植物なの??
 さつまいもは、ヒルガオ科の植物です。ヒルガオ科 は、ナス目に含まれる科の一つで、ヒルガオ、アサガオ、サツマイモなどを含みます。約50属1200種からなり、熱帯・亜熱帯を中心に世界的に分布する。そのほとんどがアサガオやヒルガオなどの花です。日本には5属10種ほどが存在しています。

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 ヒルガオ科の中には野菜は、実は「さつまいも」と「空心菜」ぐらいしかないのです。アサガオやヒルガオは、葉の形やつるがある感じはさつまいもと似ているところがありますが、葉っぱがスラッと眺めの形で見た目も異なる、中華料理などで炒め物で食べると独特な食感で美味しい「空心菜」とは驚きました。

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■収穫するお芋は、根っこ?茎?
 さつまいもの収穫するお芋は、「根っこ」です。

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 一方、お芋仲間のじゃがいもは、「茎」なのです。

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 芋と名の付く野菜であれば、同じようなものと勘違いしてしまうこともありますが、根本的に異なるのですね。一般的に、土中で育つ野菜は、根菜と言われるため、根っこが大きくなったものというイメージがあるのではないでしょうか。

根っこが大きくなる野菜の例:さつまいも、にんじん、ごぼう、かぶ など
茎が大きくなる野菜の例:じゃがいも、さといも、アスパラ など


■さつまいもは花が咲く?咲かない?
 さつまいもは、花が咲きます。しかし、日本では気象条件などから花が咲いたところを見ることが難しい希少な花なのです。

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 さつまいもは、短日性の植物なのです。短日植物のさつまいもの花は、一日の日照時間が短くならないと反応を起こさずに花が咲かないのです。日本のさつまいもの栽培地では、夏の日照時間が長いため、さつまいもの花が咲かないようです。沖縄などの地域では、開花したところが見ることができるそうですが、沖縄以外の地域では、ごく希にしか、見ることができないようです。私も実際には、見たことはありません。一度は見てみたいものですね。

 また、同じヒルガオ科のアサガオやヒルガオは、日本各地で花が咲いているのに何故さつまいもは、咲かないのか?というと、さつまいもはとても鈍感な短日性植物のため、日本の環境では開花しにくいようです。

■さつまいもの花言葉
 さつまいもにも花言葉があります。それは、
「乙女の純情・幸運」
お芋から連想すると、力強くたくましいイメージの言葉を想像してしまいましたが、意外にも、可愛らしくハッピーな言葉でした。

乙女の純情

 乙女の純情なんて、ロマンチックな感じですし、日本では花に出会うことが難しいということも含めて、最愛の相手を見つけるようなドラマを感じてしまいますね。さつまいもが、特に女性に人気が高い理由に、この花言葉のとおり、女性を惹きつけるものがきっとあるのでしょう。

■食べるのは根っこだけじゃない
 さつまいもは根っこだけでなく、つるや葉っぱも食べることができます
スーパーなど市販には、なかなか見ることはありませんが、美味しく召し上がることができます。

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 つるは、炒め物や佃煮など。葉は、お浸しや天ぷら、炒め物など。
お好みの調理法で美味しく食べられます。さつまいもは、根、つる、葉と余すところなく食べられる素敵な野菜です。

つる葉レシピ

 今回は、さつまいものことを少しご紹介しました。やっぱり面白い植物です。これからも、さつまいもの栽培をしながら、勉強していきたいと思います。そして、いつか、さつまいものお花(乙女の純情と幸福)をじっくりと眺めてみたいものです。

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