なんとなくMIDIクロックジェネレーターを作っちゃった②
前回、ブレッドボード上で行き当たりばったりに実験を進め、豊富なライブラリやサンプルプログラムをコピーしていったら、たまたま上手く動作してしまった「MIDIクロックジェネレータ―」。
今回は、これをプリント基板にしていこうと思う。
KiCadで基板を設計
基板にするといっても、実験が済んでいれば悩むところはほとんどない。高周波回路だったりアナログ回路だったりすると、ノイズやら電源やらで面倒なんだろうけど(よく知らんけど)、もちろんそんな厄介なものに手を出すつもりはない。実験で配線した通りに回路図を書いて、便利なツール類を駆使して、できるだけラクチンに基板をデザインするだけだ。
とりあえず、先日覚えたばかりのKiCadで、回路図を書く。
マイコンと7セグLEDとロータリーエンコーダとの間を線で繋げばいっちょ上がり。ほーらラクチンでしょ。
例によって、7セグLEDとロータリーエンコーダ(LED・スイッチ付き)のシンボル(回路図記号)やフットプリント(底面図)は、秋月の説明書に書いてあるピンや寸法をそのまま写す。
マイコンはTeensy 3.2。これも、ピン番号のカードを見ながら書き写す。底面図は、ピンの配置さえ間違えなければ、寸法はだいたいな感じで。
シンボルとフットプリントの下準備さえしておけば、後は楽しい楽しい基板の設計。いやホント、基板の設計ってマジ楽しいんだわ。そう感じるのって俺だけかね?
そういえば、実験のときには7セグLEDは4桁(3桁+小数点以下1桁)にしていたけれど、小数点以下まで調整できても意味ないと思い直し、本チャンでは3桁だけにした。
ガーバーデータを発注
KiCadからガーバーデータを出力して、ZIP圧縮しておく。どこの業者も発注フォーマットは変わらないのは本当に都合がいいな。
発注先は、例によって最安のJLCPCBだ。見積もったら2ドル+送料だった。送料込みでも9ドル以下。余ってる7ドルのクーポンを使えば、2ドルもかからない。いつもながら、この安さで商売が成り立ってるってのが恐ろしいな。
そうそう、基板の色は黒にしておいた。外装についてはちょっとアイデア(ってほどでもないけど)があるんで、その都合で黒。その辺りは、組み立ての記事で書こうかと思う。
ちなみに、JLCPCBへの発注方法は別記事にまとめてあるので、興味のある方はどうぞ。
MeloMIDIcaの部品が到着するまでの手遊びのつもりで進めてみたら、思いの外、面白いものになりそうだなあ、うん。
(次回に続く)
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