弦巻楽団
https://tsurugaku.thebase.in札幌の劇団・弦巻楽団の上演台本やオリジナルグッズを販売しています。
【弦巻楽団とは】
ウェルメイド・コメディを中心に、社会問題を描いた会話劇や、人生の逃れられない切なさを描いた作品、さらには宇宙を冒険するSFと、様々なジャンルの作品を上演。分かり易い語り口と奥深い洞察を兼ね備えた内容で、札幌演劇界で独特の地位と支持を得ています。札幌以外での公演も活発に行い、道内のみならず東京、三重、愛知、京都、大阪、北九州でも上演。近年は中学・高校への芸能鑑賞としても各地へ招聘され、海外公演も行っています。
代表の弦巻啓太は作・演出家としてだけではなく、20代の頃から演技指導者としても活動。道内各地でワークショップやコミュニケーション教育の場にその方法論が注目され、精力的に活動しています。劇団でも初心者や一般の方に向けて「演技講座」や「戯曲講座」を開講しており、優れた演劇の創造だけじゃなく、演劇文化の普及にも努めています。
『弦巻啓太戯曲集 Ⅱ 』
弦巻楽団旗揚げ20周年記念『弦巻啓太戯曲集』。
ウェルメイド・コメディから、現代人のコミュニケーションを題材にした静かな会話劇、さらには宇宙を舞台にしたSF冒険活劇まで。多様なジャンルの人気作を収録。巻末に弦巻啓太による全作品の解説つき。
【収録作品】
・『ナイトスイミング』2014年初演
・『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』2019年初演
・『サウンズ・オブ・サイレンシーズ』2016年初演
・『子供のように話したい』2008年初演
・『サヨナラ』2001年初演
劇場で観たことがある作品は実際の舞台を思い出しながら、観たことがない作品は想像を膨らませながら、弦巻楽団の世界をぜひご自宅でお楽しみくださいませ。
発送予定日:2023年9月26日(火)以降順次発送
上演台本『死にたいヤツら』
2021年11月、弦巻楽団「秋の大文化祭!」内で上演した『死にたいヤツら』の上演台本です。
===あらすじ===
心地良い昼下がり、竹本家の居間には亡くなった大学教授である主人・竹本信盛を偲び、親交のあった面々が集まっていた。
残された妻、その妹、同僚の大学教授、教え子の女子大生、その恋人、そして家政婦…。思い出話に花を咲かせる彼らのもとに、信盛の「遺言」を預かったと言う弁護士が現れ、信盛の遺産を相続するべき「愛人」を探していると告げる。ショックを受ける妻をかばい、初めは愛人の存在を否定する一同だったが、残された遺産の額を聞いて次々と暴露する。
「実は私です!」
遺言を相続できる愛人とはいったい!?
上演台本『果実』
2016年8月、弦巻楽団10周年記念第一弾として上演された「果実」の上演台本です。
===あらすじ===
事故に遭い眠り続ける女と、
両親に恋人になってくれと頼まれたかつての同級生による、
深く、静かに胸を打つ、存在と悲しみについての物語。
ある年配の夫婦に無理やり病院へと連れてこられた桃太郎は、昏睡状態で意識のない二人の娘・杏の恋人役を演じて貰えないか、と依頼される。杏は桃太郎が高校時代に密かに初恋を抱いていた相手だった。二人の強引な依頼に杏の「恋人役」を演じていく桃太郎。やがて、桃太郎には杏の声が聞こえるようにー。昏睡状態で眠り続ける杏と、それを取り巻く人間模様、直面する生と死。「命」とは、「生きている」とは何か。
上演台本『ナイトスイミング』
2017年7月、弦巻楽団公演#28として上演した『ナイトスイミング』の上演台本です。
===あらすじ===
遠い未来。
太陽系やその他の惑星は次々に開拓され、多少の事故は起こりながらも、人間はあちこちに進出し、宇宙は未知でも危険でもなくなりつつあった。宇宙旅行を企画する会社で働く主人公は、新たな旅行先の調査中、氷で覆われた未知の星に不時着する。そこで彼が出会ったのは、20年以上前に宇宙旅行のさなか事故に遭遇して行方不明になった同級生たちだった。彼らはそこで、当時の姿のまま、救助を待ちながら暮らしていた。
大人になれなかった彼らと、
大人になってしまった私たちを巡る
約束と失望の物語——。
2014年11月初演。札幌劇場祭Theater Go Round2014にてオーディエンス賞を受賞。
2017年7月、サンピアザ劇場にて再演。