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花束

ホワイトデーのギフトに花を贈ろう。

このような広告が、インスタグラムで流れてきた。
広告では、女性が花束を持ってカメラに向かって微笑んでいた。

自分は、この広告に嫌悪感と違和感を覚えた。


自分には、ホワイトデーのギフトを贈る相手がいない。
また、今年の3月14日は自分の「彼女いない歴」が10年になる日だ。

そのような日を、不意に出てきた広告に意識させられるのは、とても嫌だ。

そして「ホワイトデーに花を贈る」というのは、個人的に違和感があった。


そもそも、ホワイトデーは日本独自の文化である。

そして「男性から女性へ花を贈る」というのは、海外のバレンタインデーで行われている。

自分は、このような日本と海外の文化が混在していることに違和感を感じた。


自分は、人に花を贈るのが好きだ。

花を贈る時には、花屋に並ぶ花を見ながら、色と花言葉を調べる。

そして、その中から渡す人のイメージに合う花が入った花束を選ぶ。

ユリ目の花であるアルストロメリア。
色ごとに異なる花言葉がある。

場合によっては、オーダーメイドで花束を作ってもらうこともある。

誕生日祝いなら可能な限り誕生花を入れ、渡す人が好きな色が分かっていれば、その色の花を盛り込む。

(例)誕生日が11月3日で、好きな色が白
誕生花:黄色い菊
花言葉「長寿と幸福」など

白い花:ユリ
花言葉:「純潔」「無邪気」「高貴」など

この2つを花束に組み込む。

卒業祝いの場合は、花束にスイトピーを入れることが多い。
スイトピーには「門出」という花言葉があるからだ。


このように、自分は花束に何かしらの意図を持たせるのが好きだ。

これからも、自分は誰かを祝いたかったり、伝えたいことがあったりしたら、花束や手紙などを渡せるような人でありたいと思う。

そして、それは「ホワイトデーだから」という単純な理由だけでなく、自分が渡す人の気持ちに寄り添える理由によるものでありたいと思う。

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