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俺、自分の生産性の低さを周りのせいにしてね?
開発は終盤に差し掛かってきた。
進捗はあまりよろしくない。
とにかくこの現場は複雑で、仕様の確認や実装を進める上でのコミュニケーションがかなり必要になる。
それなのにどうだ、Slackの返信は遅いから全く自分の仕事が進まないじゃないか!
まあ相手も忙しいだろうし、返信を待っている間に他のことをやろう、そう思って別のタスクをやり出した。
ここ最近は並列でタスクをこなしている。
俺の脳内はショート寸前だ。
タスクは複数個を並列でこなすより、1つずつ取り組んだほうが最終的に早く終わる。
なのに並列でこなさなければいけない。しかも俺の脳みそはマルチタスクに対応したモデルではない。
疲れ果てて俺は言った。
「待ちがないように同じRoomで作業しませんか?それならすぐに聞ける環境で助かります」と。
ちなみに開発現場は全員リモートだ。だから基本やり取りはSlackで行っていた。
しかしそのやり方では作業スピードに問題があるという結果が出ている。だから提案したのだ。
なのに回答は「落ち着かないから嫌だ」だった。
俺が所属している開発チームは俺含めて3人。俺以外の2人が反対した。
なんてわからず屋なんだ!
俺はそう思った。しかし後で振り返ってこう思った。
「俺、自分の生産性の低さを周りのせいにしてね?」と
まず俺は自分の生産性を最大限発揮するための努力をしているのか?
いやしていない、昨日だって夜遅くまで他のプロジェクトの開発をやって、睡眠不足になっている。
そのプロジェクトで必要な仕様や知識を日頃から勉強しているか?していない。
そうやってみんなをリードしていたなら俺の提案をそこまで否定せずとも折衷案ぐらいは出ていたと思う。
ついでに言うと常に話しかけられる環境が2人にとって生産性を下げる要因でもあるかもしれない。
落ち着かないなら間違い無くそうなるだろう。
俺一人の生産性が上がるより、二人の生産性が担保されていた方がいいだろう。俺は2人分の力はないから。
だからそもそもこの提案は全体で見たら生産性を上げることにはつながらないのかもしれない。
俺が最大限プロジェクトのために努力して、もう一人の生産性を上げるだけでは改善されない!と言う状態になって提案したなら仕方ない。
しかしそうではないなら、まずは自分を改善してみよう。
その方が自分のためになる。
言い訳をせずにいつも自責になる
今日Youtubeで見た要約動画がふれていた本の言葉だ。
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