「準備を重ねて時を待つ」 森の貴婦人と呼ばれるオオバナノエンレイソウ
春の弟子屈町〜清里町ルートの森の中に白い花の群落をよく見かけます。
これは「オオバナノエンレイソウ」と呼ばれる花です。
かなりの広範囲で咲くので「春の妖精」とか「森の貴婦人」と呼ばれるそうです。
オオバナノエンレイソウは変異が多く、北海道内だけでも9種類ほどあるんだとか。根付く土地の環境によって変わるみたいです。
この変異にはちゃんと訳があります。
オオバナノエンレイソウは発芽から開花まで10年以上かかるんだそうです。
植物の世界でそんなに月日がかかるなんて...驚きでした。
その10年の間には、その土地の特徴に合わせるべく変化を重ねていっているんだと思うんです。
「準備を重ねて時を待つ」
そんな言葉がぴったりな花だと思います。
余談ですが、
北海道大学の北キャンパスの原生林の中にオオバナノエンレイソウの群落地があ李、それにちなんで校章のデザインになっているそうです。
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