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2021年の阿寒湖キノコベスト4 <キノコとの出会いは奇跡>

今年も阿寒湖のキノコたちを楽しませてもらいました。
秋も深まり、葉が落ちだすとキノコシーズンが終わります。

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というわけで、2021年、今年のキノコショットベスト4の発表です!
今年はキノコアンテナが冴えていたせいか、出始めのキノコたちを見つけることができました。
キノコはもともと菌なので、人目に触れる形を成形した時点で大人の階段を登り始めているそうです。(ネイチャーガイドの友人から聞いた話です)
でも、出始めの姿はベビーっぽく見えますよね♪

第1位 ホコリダケの赤ちゃん

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コロコロしててめんこいっ!
森の妖精の卵かと思っちゃいました。

第2位 ホウキダケの赤ちゃん&ホウキダケ

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今季初めて出会ったキノコ
ベビーを見つけた後に成形しきった姿を見て、数時間のうちに成長段階を見られたことに感動でした!
ベビーは、ムーミンに出てくるニョロニョロにそっくりで。
「ニョロニョロがいるよ〜!」
そこには私しかいないのに、誰かに教えたくなりました。ファンタジー感満載のコでしたよ♪

第3位 タマゴタケ&タマゴタケの赤ちゃん

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このコたちも今季初。
噂には聞いてたんですけど、見るのは初めてで。
最初は成形し切った姿を見つけたんです。チャリンコで一回は通り過ぎたんですけど、「なんかいる!」って、気配を感じてUターンしたら、立派な姿で「ジャーン!」っているんですよね〜(笑)
毎日通っているはずなのに、こんな姿になるまで気づかないなんて〜。
キノコも見つけてくれないから、きっと、気配でアピールしたんだな〜って。
後日、違う森でベビーを見つけた時は、危うく踏みそうでした。そのくらいひっそり出てくるキノコなんです。踏まずに見つけた自分を思わず褒めてました(笑)

第4位 お立ち台キノコ

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切り株の上に苔の絨毯を敷いて、舞台を作って生えてるキノコたち。
そこに陽の光のスポットをあてて、その姿をめっちゃアピってくるコたちです。小さいながらも森の勝者のようで。
こんなに堂々としてる姿がカッコよくもあり、いじらしくもあり。
思わず「偉いね〜」って。

今年知ったキノコ

私はキノコの生える姿に生命力を感じるんですよね。
だから、食用にしようとは考えないし(下処理もめんどくさいし)、その名前も敢えて覚えないようにしています。
でも、ネイチャーガイドの友人はとても詳しくて、その説明が面白いからつい覚えてしまうんですよね。
今年はその友人のおかげで、新しいキノコの発見がありました。

ムキタケ

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ペリペリっと剥けるから「ムキタケ」なんだそうです。

ムラサキフウセンタケ

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色鮮やかなキノコは毒々しいイメージがありますが、このキノコは美しい紫色をしてました。高貴な紫を想像させるような姿で。
周りの黄葉とのマッチングがとても美しかったです!

キノコの寿命は儚い

キノコは出始めてから約2週間でその役目が終わります。そのうち全盛期な姿でいられるのは1週間程度。
そんな貴重な瞬間に立ち会えるのは奇跡だなって思うんです。

キノコの菌は森を活かす素にもなっています。
こんなに小さいのに、大きなエネルギーを持っているってすごいですよね。

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そのエネルギーを鼓舞するわけでもなく、ひっそりといるキノコたち。
その姿に癒されるんですよね。

単純にキノコはかわいい存在。
形もファンタジックですしね。

自分だけの楽しみにしておこうと去年から撮り続けているんですけど、ある日、友人に見せたら「めっちゃかわいい〜!キノコって可愛いよね〜!」って、喜んでくれて。

私と同じようにキノコがかわいいって思ってくれる人がいることに気づいて、その友人に「写真集あったら欲しい?」って聞いたら、欲しがってくれて。

試しに去年、キノコ写真集を作ったんですよね。
そしたら思いのほか欲しがってくれる人がいて、20冊売れました。

今年はどうしようかな〜って思っていたんですけど、Facebookで募集してみたら「欲しい!」と言ってくれる人が10人ほどいて。
それなら今年も作っちゃおう!と思った次第です。

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先日、見つけたキノコの様子でシーズンの終わりを感じました。
今年もたくさん撮りましたよ♪
夏の終わりから秋の半ばがピークでしたね〜。

自然に触れたいけど、なかなか時間が取れない人。
森の景色を見るのは好きだけど、虫がいるのが嫌だから行きたくない人。
ジブリ感が好きな人。
自然のエネルギーに癒されたい人。

そんな人たちの息抜きになったら嬉しいです♪

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