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見つけると思わず嬉しくなる「エゾエンゴサク」

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エゾエンゴサク

青紫に房状に咲く姿がかわいい花です。
高さが15センチ前後と小さいので注意深くみないと見落としてしまいがちです。

群生して咲くことが多いので、最盛期には細かい青紫の絨毯になります。

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上記の写真は4月20日にサロマ湖近郊で撮ったものです。

阿寒湖近隣は10日ぐらい遅れて咲き出します。
こちらで咲くものの方が紫が強いような気がします。

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上は阿寒湖のボッケ遊歩道で撮ったもの。
下は阿寒湖の西側で撮ったものです。

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西側の方が咲くのが早く、花が終わりかけでした。
ボッケの遊歩道の方はもう少し楽しめそうですよ。
(撮影日2021.5月6日・7日)

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こんなに小さな花ですが、球根(塊茎)は食用になり、漢方薬にもなるんだそうです。
アイヌの人々はこの塊茎を「トマ」と呼んで、葉が枯れたころ収穫して保存食にしたとあります。

花には蜜があって甘い味がするんだとか。
それに因んで「イトペンラ(それの・甘い・花)」とも呼ぶそうですよ。

アメフリバナ、チチグサ、トット(小鳥)など、いくつも呼び名を持つエゾエンゴザク。
呼び名が多様にあるものは、それだけ身近な存在ということですよね。

色づきが美しい小さな花。
見つけると嬉しくなる春の花です。


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