見出し画像

ネット情報は、マジ参考にならない(・・・のもある)

 右も左もわからない状態で、さぁ!オンライン研修をやろう!!ってコトになったとき、最初に頼りにするのは、みんな大好き「ネット情報」です。けれども、これがけっこう大変でした。多すぎるのです。様々な切り口で、様々なヒトが、様々な見解のもと情報発信をしているのですが、求めている情報とは「ビミョーにズレているな」と思う情報がたくさんありました。
(もっとも、これは私が勝手に「これが求めている情報だっ!」と決めつけた結果なので、情報発信者は悪くないです。私の自業自得です)

 今日は、ネット情報収集に試行錯誤するなかで身につけた(?)ポイントについてまとめておきます。

「オンライン研修のやりかた」といっても内容はさまざま

 私の場合、「コロナ禍」という未曾有の大災害に直撃されていて、その結果、オンライン研修の実施に取り組まなければならなくなっているワケです。この場合、知りたい情報は「いままで実施してきた集合研修ができなくなったので、その代替としてできるオンライン研修のやり方」といったコトになるでしょうか。もう、ナニから手をつけて良いのか、わからない状態です。

 もうすこし具体的に知りたい内容を整理すると、「用意しなければならない機材」「契約すべきサービス」「研修の運営(案内・募集・当日の進行等)」の3点が、私にとって「もっとも気がかりなポイント」でした。

 では、たとえば「オンライン研修 機材」「オンライン研修 サービス」「オンライ研修 運営」といったキーワードで検索すると「こーゆーコトではないんだよなぁ」ってカンジの情報が多数ヒットすることになります。

「オンライン研修 機材」で検索するときは、YouTuberに注意!

 YouTuberとは、YouTubeに動画を公開している人たちのことです。

YouTuber - ウィキペディア

 なので、動画制作につかう機材とか、動画制作のノウハウなどを説明している動画がたくさんあります。けど、あのヒト達おかしいよ。「音質が好みじゃないのでマイク換えました」と紹介しているマイクが20万円とかザラにあります。「いつも持ち歩きたくなる」「普段使いにできそう」とか紹介しているカメラが20万円~40万円してたり、「で、オススメのレンズが・・・」と紹介しているレンズも20万円とか。「レンズ別売りなんか~いっ!」ってパソコンモニタに突っ込んでいるのは私だけではないはず。

 すこし冷静に考えると、あのヒト達はプロです。紹介しているのはプロの仕事道具です。たとえば、「プロの料理人が使っている包丁などの調理器具」の値段が高いのは当然です。さっき「あのヒト達おかしいよ」って書いちゃってごめんなさい。おかしいのは私でした。

 以上のことから、YouTuberのヒト達が紹介している機材は、「プロの道具」だと思ってみることをオススメします。きっと、すばらしい性能・品質です(たぶん)。ただ、「プロの道具を使う必要があるのかどうか」という検討をしないといけない・・・という意味で、YouTuberには注意が必要だと思います。

「カメラ」にも注意!

 一点だけ、特に「カメラ」について補足しておきたいことがあります。

 「カメラ」と「ビデオカメラ」の違い、わかりますか? いまどき「カメラ」だって「ビデオカメラ」だって写真も動画も両方撮れるモデルがほとんどです。最近は特に、「一眼レフカメラ」で動画を撮ると、すごく雰囲気のあるキレイな動画が撮れるので、「一眼レフカメラ」をオススメしているネット情報を多く見かけます。一方、ビデオカメラは、あのSONYだって「新製品を、しばらく出していないのでは・・・」という感じです。

 結果、ネット情報では「カメラ」とくに「一眼レフカメラ」をオススメするモノを多く見かけます。でも、カメラには「動画撮影30分の壁」があります(正確にいえば、ありました)。連続撮影時間が30分を超えられないのです。この壁は、2019年2月になくなったハズなのですが、いまだに連続して30分以上撮れない最新機種のカメラが多いので注意です。

<ご参考>
デジカメの録画時間30分制限、解除おめでとう

 研修目的で動画撮影をする場合、60分や90分といった研修が普通にあるので、連続撮影30分では使いづらいですね(研修時間が60分だとすると、前後の時間を合わせれば100分近く撮影するケースが多いです)。

 2019年2月以降に発売のカメラには、長時間録画に対応した機種も少しづつ発売されていますが、全部じゃないんですよ。

<ご参考>
[memo]30分以上の長時間録画が可能なデジタルカメラ(2020.03)

 noteの引用の作法がよくわからないので、普通にリンク貼りました。ホントにこういうサイトはありがたいです。で、紹介されているカメラのリンク先情報をよく読むと、かなりキビシイことになってます。たとえば、一番上に紹介されているSONYのα9IIだと、次のような記載があります。

高精細な動画撮影や高速で連写を行うには多くの電力を必要とします。そのため連続して撮影し続けることでカメラ内部、特にイメージセンサーの温度が上昇します。その際、カメラ表面が高温になったり、画質への影響やカメラ内部に対する負荷が生じたりするため、自動的に電源が切れる仕様となっています。

 結局、環境温度20℃で60分程度しか連続撮影できません。こういった情報は、カタログや取扱説明書を読んでもわかりにくいので注意しましょう。個人的には、お手軽に撮るなら「ビデオカメラ」がオススメです。

「オンライン研修 サービス」をネットで検索すると・・・

 企業向けサービスがヒットすることが多かったです(最近は、少し変化してきていますけど)。

 企業向けサービスとは、「大企業が、全国各地にいる従業員向けにオンラインで研修する」というイメージのモノです。結果、値段も機能も企業向けのサービスになります(ストレートに書くと、私にとって、値段が高くて使わない機能が多い)。

 ひとつの選択肢だと思いますが、かならずしも「そういうサービスを使わなければオンライン研修ができない」というワケではありません。

 このnoteで書いていくのは、普段使っている「無料サービス」を利用して、できるだけ「安価で」オンライン研修を実施するための覚書です(ご参考まで)。

「オンライン研修 運営」の情報は、まだまだ少ない

 「運営」なんて書いてしまいましたが、そんなタイソウな話ではないんです。

 たとえば、案内を出すとき「オンライン研修でやるよ」というコトを、どのように知らせるのか? 「司会の進行」とか「質疑応答」とか、どのようにやれば良いのか? というようなコマゴマとした疑問がたくさん出てくるのですが、このあたりの情報すくないです。

 いままで5回ほどオンライン研修をやりましたが、毎回「こうやればよかった」という反省点がでてくる状況です。この状況は、きっとしばらく続くでしょう。気づいたコトを書き留めておけば、同じような反省をしなくてもすむのでは・・・と思っています。

まとめ

 ひとことで言うと、ネット情報は、書き手が想定している状況などがそれぞれなので、「自分の目的・状況などに合致した情報なのかどうか、まず吟味しましょう」ってカンジになるでしょうか?

 最初に「ネット情報は多すぎる」なんて書きましたが、多すぎるからこそ自分にピッタリの情報を見つけられるチャンスが出てきます。

 今書いているコトも、ヒトによっては全然参考にならない話かもしれませんが、この広い世の中には「私と同じような状況のヒトもいるかも知れない」と思って書いています。

よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートは、継続した活動のために使わせていただきます。