短歌七首『生死の話題』
手を合わせいとこの死より二十年ニチニチソウが今朝も咲きます
第一子長男だった叔父さんは穏やかな笑み残して逝った
リクルートスーツ着るごと死へむかう人生を略して終活す
次々と枯れてゆく花咲く花へ恵みの雨が「もしもし」と降る
階段は上るものかな下りるものかな汗かいて天国はいつ
勝ち負けを鞄に押し込む携帯に導かれつつあの世へ逝くなあ
生きるため食器を洗うルーティンを脱け出して見る海の広さを
☆彡
拙歌七首です。
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桜の花に生死を感じて。
携帯電話の世の中で。
つる かく
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