『たのしみは』つる の短歌講座その4(全1166字)
こんにちは~。^^
鶴亀杯、冠担当の
つる です~。☆
この記事シリーズは、
短歌が好き、あるいは、
興味は無い訳ではないけど、
むずかしそう。
そんな方へ向けまして、
短歌、和歌にご興味を
お持ちいただくために、
短歌大会審査員を務めます
私、つる が、
先生気取りで拙い文章を
書くものです。^^;
今回で、第4回と
なります。☆
短歌の詠み方の初手から
始まり、
少しだけ文語にも
触れた回もありました。
今回は、ちょっと
息を抜きまして、
気楽にお詠みいただける
記事にしたいと
思います。^^/
タイトルにあります、
『楽しみは』。
何のことか分かりませんね。☆
幕末期の歌人、
橘曙覧(たちばなのあけみ)が、
「楽しみは」
という詠いだしで、
短歌(和歌)をたくさん詠まれたの
でした。
以下に、いくつかを載せてみます。♪
たのしみは
紙をひろげて
とる筆の
思ひの外に
能くかけしとき
(たのしみは
かみをひろげて
とるふでの
おもいのほかに
よくかけしとき)
文語や、旧かな遣いの
説明は置いておきましても、
なにとなく
意味は感じられるでしょうか。☆
自分が思っていた以上に、
物事が上手く行ったときって、
たのしい。
そんなこころを
詠みたかったのかなぁと
思いました。^^/
もう一首だけ
載せますね。
たのしみは
朝起きいでて
昨日まで
無かりし花の
咲ける見る時
(たのしみは
あさおきいでて
きのうまで
なかりしはなの
さけるみるとき)
朝、起き出して、
昨日までは
無かった花が
咲いているのを
見つけた作者の
たのしみ、と
読みました。^^
国学者でもあった、
橘曙覧。学者さんかな。
こんな、
「たのしみ」シリーズの
和歌をたくさん
詠んでいたのでした。☆
みなさまにも、
「たのしみ」、
ありますでしょうか。
私のたのしみを
詠んでみますね。^^
たのしみは
人の名前を
忘れしを
われもわれもと
皆が言ふとき
(たのしみは
ひとのなまえを
わすれしを
われもわれもと
みながいうとき)
・・・。
私は、年を取り始め、
人の名前を
よく忘れるようになった。
のに、
同年代の人たちはみな、
「私も。」「わたしも。」
と言うのを聞くのが、
なんとも愉快な話と
思った訳なのでした。^^;
今回のお話は、
これでおわりです。
もし、みなさまにも
「たのしみは」で
始まる、お歌詠めました
なら、
どうぞコメント欄に
お寄せくださいませ。☆
あ、でも企画では
ございません。^^
体調により、
お返事できるか
分かりませんけれども、
どうぞ気兼ねなく、
お詠み下さればと
思います。♪
あ、昔の言葉で
なくて構いません。
字足らず、字余り結構。
今(現代)の言葉で
詠んでくださっても、
もちろんOKです。☆
それではまたです~。^^/
追伸:
まだまだ勉強しちゃうぞー、
というお方に、
前回までの講座の
リンクを貼っておきますね。
第一回
第二回
そして、第三回です。
☆
お読み下さります方へ、
感謝申し上げます。
みなさまに短歌のたのしみが
伝わりますように。💛
つる かく🍵
お着物を買うための、 資金とさせていただきます。