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ノイナーノイナー


タイ人も驚く巨大ノイナー

みなさんはタイで食べられるトロピカルフルーツの一つ、
น้อยหน่า/ノイナーをご存じですか?

以前にノイナーについて書いた記事がありますので、よかったらまずはこちらを読んでいただければと思います。

先日、郊外にある大きなスーパーマーケットに行ったところ、
生鮮食品売り場で珍しい果物を発見しました。

巨大なノイナーです!お皿の直径は20cmです。
前回の書いた記事の時に使った緑色のお皿は直径17cmです。

そこには、普通よりも2倍ほどの大きさのノイナーがひとつひとつプラスチック皿に置かれ、ラップ包装されて並べられているところでした。
ノイナーは普段、市場で見かけることもあまりなく、民家の軒先や道端の出店で季節になると販売されます。

あまりタイ人には人気のないフルーツらしいのですが、
私はこのノイナーを見かけると、他のどのフルーツよりも惹かれて必ず買ってしまいます。

売り場でこのノイナーに値札をつけていた店員さんに、
思わず
「うわー!!このノイナーすごく大きいですね!こんなに大きいのをみたことがありませんっ!!!」

と話しかけてしまいました。
お値段もなかなかのもの。こちらのノイナーは一つ日本円で350円でした。

もう一人のお客さんも横で一緒にこのノイナーを見て、
買うか買わないか迷っている様子。

この定員さん曰く、彼もこの大きさに驚き、前日に自身も買って食べてみたそうです。味はしっかりとノイナーだったそう!

私たちもせっかくなのでひとつ買うことに。

このノイナーを他の商品と一緒にレジに持っていくと、
レジで働いていた女性が、

「このノイナー大きい!こんなの珍しいわね〜。私も買おうかしら。」

と、ラップ包装されている外側から、”クンクン”とノイナーの香りを嗅ごうとしています(笑)私たちも、でしょうでしょう!食べてみたくなりますよね〜!と。

普段、スーパーマーケットではあまり店員さんたちと会話をすることがありませんが、この日はこのたった一つのノイナーのおかげで数人の方との会話が弾みました。なんだか楽しかったです。

芳醇な実

さて、帰宅して夕食後に早速この巨大ノイナーを食べることにしました。
ノイナーはアボガドと同じく、ちゃんと熟れたいいタイミングでないと食べることができません。早すぎてもだめ、熟れ過ぎてもだめなんです。

それを、外からの香りと皮ごとの実を持った感じで見極めます。

食べ頃のノイナーをそっと両手に包み、
真ん中から二つに割ってみます。

真っ白な実がとてもいい香りです!

実の大きさは普段の2倍はありますが、
中の種は普段通りの大きさ!

つまり、実がたっぷりなのです!!

普通の大きさのノイナーは、種の周りについた柔らかなクリーム状の実を口の中でほぐして食べるのですが、

この巨大なノイナーは実の部分が本当に肉厚でたっぷりあるので、
種のない部分”果肉”のみをしっかりと堪能することができました。

果汁たっぷり、
ノイナーの美味しさを100%以上楽しめた
とても貴重な体験でした!

本当に美味しかったー!!

この味を、まだノイナーを食べたことがない人に説明しようとすると、
どんな説明をしたらいいのか…。

クリーミーな中に、シャリシャリとした食感があり、
さっぱりとした甘さ、
何よりも”香”が印象的なんです。

特徴的ではあるのですが、
百合よりもラベンダーよりもバラよりも柔らかな香り、
フワッと花のような香りで、
こんな香水があったら素敵だなぁと思える香り。
柑橘系と花系の間くらい..?
かといって、口の中で”芳香剤”のようには感じない
なんとも味的に魅力的な香りなんです。

もしも機会がありましたら、是非お試しください。

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