見出し画像

つらい時、私を救ってくれた人たち

娘が赤ちゃんだった頃、私は山奥の秘境でワンオペという特異な状況下にあった。そんな時私を救ってくれた人たちのことを書きます


つらい時期を乗り越えた方法


- 母に聞く

私の場合は母に電話をしていろいろ聞いてもらっていた。子育ての先輩として育児のことを聞くこともあったし、(でもその時は昔のことすぎて忘れたと言われw)不安に思うことや夫のことについて、聞いてもらうことで外に出すことができた分、幾分デトックスになっていたと思う
(母の方はどうだっただろうね。逆に申し訳ないと思うけれどありがたいよね)

- 地域の人たち

地域の人たちにもお世話になった。
私たちが引っ越してきて、初めての運動会が終わった後(限界集落ともなると、運動会も地域のイベントとしてみんなが参加する。地区対抗のようなチーム分けで、大人も子どもも一緒に飛んだり走ったり応援する)打ち上げの場があり、集落の人たちと一緒に食を囲む。その場の取りまとめの方が「今日は小さい人がいるけん、みんな禁煙って言っとるからね!」と、笑顔で。田舎のおじさま方の喫煙率は高いのだが、その場の全ての方が、たった一人の娘(赤ちゃん)のために喜んで禁煙してくれたのだ。私は驚きと感動で震えた。へビースモーカーの方もいただろうに、こんな見ず知らずの私たちのためにね。

田舎に行くほど子どもが少ない。赤ちゃんともなると、とても珍しい。貴重な存在なのだ。そしてみんな子どもたちをとても大切にしてくれる。妊婦さんも大切にしてくれる。娘とお散歩で道を歩けば、会う人会う人みんな笑顔になって喜んでくれる。子どもはそこにいるだけで宝なのだ。


夫とのいざこざで、男の人って女の人(嫁)の言うことは内容に関係なく聞かない事ありませんか?今の人は歩み寄って対話をしてくれるのかな?だったらいいのだけれど、うちの場合は外では「尻に敷かれている」風なことを言い、実際は亭主関白もいいところ、のような実態があったので、私が何を言おうと聞いてくれることはなかった。我が家の場合は職場が隣で「いつでもおいで〜」と言ってくださっていたこともあり、昼間は娘と一緒にお散歩ついでにお邪魔することも多かった。(もちろん夫はいない時間帯にw)そんな折、女性の事務員さんと話すことも多く、家であったことをポロっと話すこともあった。「何それ!?ありえない!」と言ってくださり第三者の立場で言ってくださったおかげで外面を気にする夫は(あえてそう言う。男の人ってそんなところあると思うからw 本当は男も女もないのだけれどね。)家庭内の態度が変わったことは言うまでもない。事務員様様である。

わかりやすいエピソードとしては、GW前日。お腹の大きい妊婦を一人山奥に残して1台しかない車で釣りへ、休みの前日に仕事が終わるとすぐ出発。丸々連休を使って一人実家へ帰り釣り三昧ということもあった。夫が出た後私が家から出てきたので、みんな「一緒に行ったのかと思った!」と驚き、経緯を話すと「これは孫の代までのひどい話やな」と共感してくださった。やっぱりそうよね。と、自分の感覚が異端では無いことに安心はしたが、一人で山を散歩中、圏外のiphoneを見て「あ、これなんかあったら死ぬな」と思った。(野生動物と遭遇したり崖から落ちたりとかしたらね)冷静にそう思った。あの時のあの妙な冷静さ。ドクターヘリも自分で呼ぶような山の奥だもの。よくもまぁ、妊婦一人で生存できたものよね。(よかった、生きてて。)


会ったことのない菩薩

「すくすく子育て」という番組をご存知だろうか。赤ちゃん〜幼児期の子育てについて、専門家の話も交えながら「こんな時どうしたらいいの?」を解決していく番組。

その日見たのは増刊号だったか、細かな内容は覚えていないものの、専門家として来ていた恵泉女学園大学で学長を務める大日向 雅美さんの言葉にハッとした。ママがパパに何も手伝ってくれない・協力してくれないことにストレスを感じているのではなくて、「私のこれから先のキャリア、私のことをどう思っているの?」と思っているんだよ、と話されていて、私の中の霧が晴れた。そうだ、私は食器を洗ってくれないとか子どもとの時間より自分の時間(本やスマホを見ている)を費やすばかりの夫の行動にモヤモヤしているのではなくて(正確にはそれもあるが)もっと根本的に「あなたは私のことを、私の将来をどう思っているのか、そこに関心はないのか。」そっちはそっちこっちはこっちなら、家族でいる意味はなんなの?と疎外感を感じていた。ということがわかった。モヤモヤの正体がわかったのだ。

こうして欲しいと言ってもしてくれない夫に、自分だけ自由な時間を過ごしているうらめしさと「なんで!?」という怒り。でも、その行動してくれないことにモヤモヤしているというよりはもっとその奥にある見えないものに対して感じている気がして、でもそれがずっとはっきりしなくて、ずっとモヤモヤしていた。すっきりした。お風呂の栓が抜けたみたいに、ポン!っと。

自分のしたいことをして一人の時間を過ごす夫に、自分は「できない世界」にいると思っていた私は、孤独を感じていたとも言える。それがわかった。日々ちょっとした選択も自由の効かない中で、はっきり計画もできない曖昧な将来への不安を抱えていたのだ。

ハッとしたと同時に大日向さんの語り口が柔らかでこの人は菩薩かと思った(観音様でもいいかな)もうとにかく はぁぁ...と泣きそうになる。暖かで柔らかで、大きく包むような慈愛が感じられるというか... 太くて大きな樹に抱かれる安心感のようなものがあった。「子育てはお父さんお母さんだけではなくて、社会全体で支える必要がある」家族単位で抱え込むようなことじゃないんだよ、と言って下さって、救われた気持ちがした。そう言ってくれるんだ。そう言っていいんだ。私は菩薩に救われたような感覚だった。菩薩に会ったことはないが、菩薩に救われるとはきっとこんな感覚だろう。


音から励まされる

赤ちゃんとの暮らしはシッターさんを雇ったりしない限りは何かと制約が多い。私の場合は「本を読む」ことがしばらくずっとできなかった。何かを一定の時間取り組むことが難しかった。自由な時間は娘が寝た時。でも、その黄金タイムは主にお風呂を洗ったり調理に費やしていたので、趣味の時間なるものを確保することはできなかった。もちろんできる人はいると思う。けれど、私はできなかった。要領よくできたら、もっと自分の時間も確保できたかもしれないけれど、それなりにでもやっていた自分を認めて褒めてあげたい。頑張っていた姿を私は知っているから。

そんな時重宝したのが音声のラジオ。

よく聞いていたのは「安住紳一郎の日曜天国」

我が家は受信圏外だったので、当時はポッドキャストで聞いていた(今はTBSラジオに移行している)配信は面白いところを切り取ったダイジェストということもあり、ポンポンと笑いが飛び交うおもしろトークが続く。もうこれは笑うしかないでしょう!と、つい笑ってしまう話ばかり。
ずっと家で毎日同じことを繰り返していると、どうしても世界がキューっと狭くなる。そんな時、聞くだけなら何をしていてもできたので、何気なく流していた(むしろ中毒)。よかったのは晩ご飯の時、夫と共通の笑いが起こり得たこと。お腹を抱えて笑えることってとても大切なことである。「にち10」に私は何度も救われました。

「音声」は今後伸びる部門だと言われている。私自身も、動画を見るより音声ラジオのように聴ける方が助かる。音声配信も、今後初めてもいいかな、と思った。(化粧もしなくていいしね!この辺りが重要)


これだけは見て欲しい

今は若年層の自殺率が高いらしい。本当かと疑った。なんで死ぬ理由があるのか。若いだけで財産じゃないかと思った。でも事態はそれほど深刻なのだろう。もったいない。そんなこと、なんてもったいないんだろう。

タイトルからもしそんな方がこれを読んで救いを求めているとしたら、これを見て欲しい。「死ぬな!これを見ろ!これを見たら死ぬのがバカバカしくて、死にたくなくなるから」エガちゃんねるの最初の動画、この言葉で私は泣きそうになった。でも、流石におしり習字は載せたくないw ので、最近トップに上がっている花火の動画を貼っておきます

「花火のあがらない夏なんて夏じゃないじゃん!花火を上げようよ!」から始まった自前の花火大会。エガちゃんが自ら花見を上げる。生きる伝説の江頭2:50

個人的には特に会いたいわけでも無いし、芸風が好きな訳でも無いw
でも、生き様が“芸人”なのは、私の中では明石家さんまさんと江頭さんの2人だけ。明石家さんは家の中で自分実況をするほど24時間稼働中で、何処であってもファンサービスを惜しまないことで有名。江頭さんは、社会問題と共にあって、北朝鮮が危険と騒がれていた時、新聞に北朝鮮にいる写真が出たりw パナウェーブが騒がれていた時になぜか現地にいたりw パルコのCMに毎年出ているのを見て泣きそうになりw(パルコとの絆を感じて)名言「ワンクールのレギュラーより1回の伝説」はもうその生き様を一貫している。よだれを垂らしながらも、こんなに真っ直ぐに貫ける大人のカッコ良くもない中年から勇気と元気と感動を多くの人が与えられたと思うって、本当にすごいことだよ。愛されている人なんだなぁ、と毎度思うのです。


意外に長くなってしまいました... 最後まで読んでくれてありがとう☺️

つらい時ほどポンっと軽い気分転換できる何かがあるといいよね



もし「死ぬ」と「生きる」に向き合っているなら、私の場合を書いたので参考にしてね☺︎


じゅんぐり回していきます☺️ 忘れた頃に、大きく育ってあなたのもとにも還りますように🙌🏼