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長期休養と治療方法

◇長期休養を初めて取る◇

 私は会社に申請して長期休養を取りました。
 最初は2週間単位でしたが、そのうち1ヵ月単位で状況報告をしながら…という感じです。溜まっていた有給休暇が尽きた後は、社会保険を利用して月額の6,7割程度の収入を得ました。
 ちなみに、休養を取るために診断書を病院に書いてもらうのですが、それは自費となり、私の受けた複数の病院では平均4~5千円しました。(病院によって差があるようです)
 休養を取ってすぐは、ほぼ毎晩のように仕事の夢を見ました。なんの引き継ぎもせず、仕事を放ってきたのだから仕方ありませんが…結構、仕事中心の生活だったので、最初は「早く戻らなくちゃ」という焦りが強くありました。

◇次の治療方法◇

 まず、漢方薬を2週間分処方され、今まで飲んでいたピルを身体から追い出す、とのこと。
 2週間経って再度診察へ。この時に、その後の治療方法について4つ選べる、と言われました。
 
 ①子宮筋腫を手術して取り除く。
  再発の可能性はあるが(10%程度)手術して1週間ほどで退院できる。すぐに症状が改善される。開腹手術になる。(私の場合、粘膜下筋腫のため開腹しかできない)
 ②新薬「レルミナ」を服用する。
  子宮筋腫のために開発された薬。1日1錠、毎朝同じ時間に服用する。新薬のため2週間分しか処方ができない。最大6ヵ月間までしか服用できない。副作用もほとんど無い。
  そして、なんと言っても価格が高い。1錠1000円する(2019年現在)健康保険を適用しても3割負担で1錠300円。2週間分=4,200円。1ヵ月分だと薬代だけで8,400円。プラス診察料と思うと泣ける…。(ちなみに2020年春頃からお安くなるようですよ)
 ③「ジエノゲスト」を服用する。
  元は子宮内膜症のための薬だが、これもホルモンの分泌を抑制するため、筋腫が小さくなる可能性がある。そのため症状が改善され、経血量が減少したり、生理痛が和らぐことが期待できる。だが服用をやめれば、また筋腫は大きくなるので根本的な解決にはならない。 
 ④注射を打つ。
  女性ホルモンを抑える注射を打つ。1度打てば効果は1ヵ月間持続するが、合わなかった場合に途中でやめることができない。(薬は飲むのをやめればいい)更年期障害のような症状が強くでることもあるため、リスクがある。

 私は担当医と相談し、③の「ジエノゲスト」服用を選んでみることに。「まずは、そこからが一般的ですね。」との言葉もあったので安心して選びました。それと、鉄剤「フェルム」が処方されました。(この鉄剤は青のカプセルタイプで、よくある鉄剤を飲んだ時の胃痛は無かったです。胃痛薬も飲まなくてOK)

◇服用開始◇

 しかし、またもや災難が起こります…。

 このジエノゲストという薬がまったく私に合わず、1ヶ月出血しっぱなし。しかも量が少なくなっては大量に出たり、と油断ならない状態で、病院へ行くタイミングも難しい。突然来る大量の経血に、何度もベッドシーツや服を汚しては洗っていました。
 夜に経血が収まらなくて、2~3時間トイレを行ったり来たり…のような状態を繰り返すぐらい止まらなかったりしました。もう、トイレと便器が大変なことに…(ホラー耐性があって良かった、と思うほどの経血量…)
 でも、慣れてくると段々(来る!)というのが分かってきて、経血で服を汚してしまう回数も減り、そうなったとしても洗うのにも慣れ、しまいには近くのドラッグストア数件の生理用品の価格・ラインナップまで覚えるようになりました。

 そうして、ジエノゲストが合わなかった私は、上記②の「レルミナ」を処方されました。
 手術or薬。この時の私は、筋腫が薬で回復するものだ、と思っており、この方法を選びました。
 そして、この薬は効きました!さすが子宮筋腫のための薬。服用し始めてからすぐ、経血は止まました。まれに頭痛の副作用が出る方もいらっしゃるようですが、私は相性バッチリ。頭痛もなく、やっとストレス日々から解放されたのでした。

 次回へ続きます。

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