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黒部ダム発地質時代への時間旅行

NHK情報番組「ブラタモリ」で、黒部峡谷についての番組が2週にわたり放送され、その内容に大変感動しました。

以前に黒部ダムについての放送はありました。しかし今回は黒部峡谷。黒部川扇状地の扇頂から始まり、黒部ダム、通称「黒四ダム」までを電車やトロッコで絶景ポイントを巡りながら登っていく構成になっていました。

いろいろ絶景がでてきましたが、なにより感動したのが、地質や地形の話でした。

  • 川沿いの堅い花崗岩が影響して形成された、黒部川扇状地の扇頂の地質。

  • 電源開発前線基地が作られ、今では温泉地として人を集める、宇奈月の河岸段丘。

  • 年代の異なる花崗岩の境目が、マグマの熱の通路になり、トンネル掘削エリアが高熱にされされた。

特に年代の異なる花崗岩についてでは、非常に興味深い話がありました。500万年前の花崗岩と100万年前の花崗岩。500万年前とか100万年前とかって、いったいいつ頃のこと?と思い、調べて出てきた言葉が、地質時代

地質時代?何それ?

地質時代(ちしつじだい、英: Geologic time scale; Geological age)とは、約46億年前の地球の誕生から現在までの内、直近数千年(地域によって異なる)の記録の残っている有史時代(歴史時代)以前のことで地質学的な手法でしか研究できない時代の事である。

Wikipedia

有史時代?歴史時代?

歴史の本来の意味は、文字で記録された人類に関わる過去の出来事の事であり、文字で記録されていないさらに時を遡る人類に関わる時代は先史時代と呼ばれている。

Wikipedia

つまり、
先史時代=地質時代・・・文字で記録されていないさらに時を遡る人類に関わる、地質学的な手法でしか研究できない時代。
有史時代=歴史時代・・・文字が成立し、文献資料によって歴史事象を検証することが可能な時代
ということのようです。

そういえば、大学の講義で、「歴史とは書籍などに残されている事象」と習ったことを思い出しました。

地質があり、その土地の特性がうまれ、文化がうまれる。
歴史と地質は、つながっているんですね。

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