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ほんとうに料理ができない

stay home... 世のOLたちはこの言葉とともに素敵な料理写真をインスタのストーリーにあげまくっている。最近は時間があるからか、凝ったものやパンやケーキなどのベイクドされたものが多いように思う。

私は料理が好きな人たちが心底羨ましい。

私だってこの大量に有り余るおうち時間、有意義にしたいと思っているし、このタイミングで体を鍛えようとYouTubeで動画を見ながら必死に腹筋したりしているのだけど、本当は料理がしたい。暇時間を活用して腕を磨きたい。そして#stayhomeってストーリーにあげまくりたい。冷蔵庫にあるものでぱぱっと作れる系女子になりたい。

料理は慣れだし、やってればそのうち一定は出来るようになるらしい。レシピ通りやれば失敗はしないらしい。ストレス発散にもなるらしい。

しかし、料理をしようという気力がない。


完全に言い訳ですが、毎日出社していたときはほぼ外食だった。ランチも外食、もしくはコンビニ。夜も上司や取引先と飲み会、もしくは同僚とご飯を食べて帰る。最近はご無沙汰ですが、友人とのご飯や、デート。帰りに食べて帰る気力がない日はコンビニやオリジン様のお世話になっていました。休日は外出先で食べたり、近所のカフェに行ったり。そもそも昼過ぎまで寝てるから夜しか食べない。

ご察しの通り、冷蔵庫は単身赴任のお父さんよろしく、小ぶりで、酒と豆乳とヨーグルトにカマンベールチーズとキムチと納豆、そして宅配されてくるヤクルトさんが常備されています。今書いてて気づいたけどカテゴリの偏りがすごい。

ひとり暮らしで自炊って実は結構お金と知恵と手間がかかる。野菜も肉も量が多いし、小袋は高い。その買ってしまった食材をうまく使い切るレシピを考えて、使うまで時間がかかるものは下茹でしたり冷凍する。生活の中に料理を溶け込ませるには、結構賢くないと出来ないんです。スーパーで使ったお金と料理の工数と完成品のクオリティを考えたら完全に外食に軍配があがるんです。ほんとだよ。

だから、もうその手間と工夫が辛い。だからと言って同じ野菜炒めを毎日食べるのも辛い。そして大量のストックを冷蔵する場所がない。

しかしこの緊急事態、外出は週1回のスーパーに絞っています。毎日宅配依頼するにはさすがに財布が痛い。

とうとう私に訪れた、料理をしなくてはいけない、"have to"な状況。これを逃さずにいられるか。

張り切って”料理 はじめて”のWebページをなめるように確認。

調味料の”さしすせそ”があれば、結構料理は出来るらしい。キッチンを確認したところ、”しすせ”しかないことに気づきました。ちなみに先日31歳になりました。

あ、炊飯器もないですが、在宅になってから、多少のおこげを笑顔で許せる度量があれば、驚くほど簡単に鍋で炊けることがわかってから、たまに炊くようになりました。

これがまず成長の第一歩として、次は砂糖と味噌を買いに行こうと思います。

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