勉強できる”幸せ”①
コンサルは意外と資格が必要となります。おそらく銀行員が必要な理由とは少し違います。
銀行員は金融商品を取り扱う上で必須となるために資格が必要になります。例えば証券とか住宅とか(詳しくはよく分かりませんが。。。)。
しかしコンサルは自分が最低限の能力を持っていることを示し、仕事を獲得するために(プロジェクトにアサインされるために)必要になります。
両者とも資格がないと仕事にならないことは共通していますが、意味合いが少し違うように感じます。銀行員は最低限の横並びをするために取得するものであり、資格の中にアイデンティティを求めない(勝手な)印象。しかしコンサルは最低限の資格に加え、資格にアイデンティティを埋め込んでいく印象です。
その人ができることをレジュメに記載して社内に残していき、それをみた上席が適切なプロジェクトへその人をアサインしていく、そのような流れかと思います。
そのような流れにおいては、資格は仕事をするための最低限必要なものではなく、自分がアサインされたいプロジェクトを呼び込むための一つのツール、という位置づけになるのではないかと考えられます。物流系のプロジェクトにアサインされたいのに、営業系の資格を取る必要性はない、ということだと思います。
社会人になると急激に勉強時間が減るという統計があります。肌感覚では当たり前のように感じます。新人として会社に入ると、(一般的な日本企業においては)会社から本人の知識や能力とのマッチングとは無関係に仕事が与えられ、その仕事をまずは覚えます。そして覚えてきたころにジョブローテーションで新しい仕事が与えられ、またその仕事を覚えることが必要になって、、、そのような繰り返しかと思います。そのような環境下では、仕事を覚える努力はするにせよ、新たな知識を”勉強”して身につけることは限りなく少ないように感じます。なぜなら仕事は与えられるものになってしまっているからです。
「仕事の最大の報酬は、更なる次の仕事」という言葉がありますが、ジョブローテーションの考え方は則しているようで則していないのかもしれません。
つづく・・・
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?