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#2 私の苦手な言葉「自己肯定感」


「自己肯定感」最近よく聞きますよね。
タイトル通り、私この言葉がパクチーくらい苦手で。

そもそも「自己肯定感」ってキラキラワード、まぶしいですよね。

自己肯定感とは、自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存. 在意義を肯定できる感情などを意味する言葉」と定義されています。

実用日本語表現辞典 より

自分の在り方を積極的に評価できる感情
自らの価値や存在意義を肯定できる感情

そんなの言われても・・・なんじゃそりゃ・・・
と今でも思います。

自分は良い!自分には価値がある!と自ら何の抵抗もなく思うことなんじゃないかなと、私は簡単に解釈しているのですが、そんなの無理じゃない?と思うのです。

もちろん、その感覚を持っている方もいらっしゃいますよね。
よくいう育ってきた環境ってのも影響していると思いますが、
謙虚・遠慮が美学として "普通" と言われる日本でこの感覚を養うのは難易度が高いのではないのかなと感じます。

実際に私も、自己肯定感はそこまで高くないです。
ネガティブ思考が脳のほとんどを占めてるし、他者と比べて落ち込んだり、劣等感で悩んでしまうことなんて日常です。
努力じゃどうもならないことばかりだし、時間も限られているし、みんなかわいいし、たくさん忘れ物もするし(止まらないのでここまで

そんな「自己肯定感」が高くない私でもそれなりに自分を好きでいられるのは、自己を肯定する前段階として私が考える「自己受容」が適当にできているからなんです。
自己受容、意味はそのままなのですが、ありのままの自分をいい風にも悪い風にも盛らずに受け入れる、ということです。
私ってこういう人間だよねってニュートラルで受け入れられるのって簡単そうで実はちょっと難しいんです。
肯定もせず、否定もせず。自分でコントロールできない部分の自分までも受け入れる。しかも事実だけを。

自己肯定感と自己受容の違いを簡単にお伝えします。
例えば、「忘れ物よくしちゃう」という自己を肯定って難しいですよね。
忘れ物してもかわいい!ってのは肯定というより開き直りだし・・・
ここで自己受容の出番で、「私って忘れ物よくする」を受け入れると、自然とじゃあ忘れ物しないようにするためには事前にいるものをリストアップしよう!など解決策を考えたりするものです。
そうやって対策しても忘れ物はゼロにはならないので、忘れ物しちゃった日は「そんな日もあるよね、そもそも忘れ物をよくする私なんだから」「明日からは気を付けよう」とちょっと落ち込んで、アイスクリームなんかを食べちゃうわけです。
そもそも肯定するためには、受け入れなければならないんですね。
みんなこの「受容」をすっとばして「肯定」しようとするので上手くいかずに、自己啓発の本を読み漁ったりしちゃうんだと思います(大学時代の私かな?)

キャリアコンサルタントの勉強をしていく上で最も重要とされていたことが「受容」でした。良い悪いなく、事実だけを受け入れる。

例えば、「忘れ物をした」と聞くと悪いことと認識してしまう人がほとんどだと思います。
これ、実際の話なんですが、私が忘れ物をしてしまって、職場の人に借りたことがあったのですが、そのことをきっかけに以前より親しくなることができたんです。この時に限っては「忘れ物をした」は悪いことではなく、むしろコミュニケーションのきっかけになってよかったと思ったんです。

何度も言いますが事実だけを見るんです。
そのときに発生したマイナスな感情は放っておいて。
「忘れ物をして落ち込んだ」と「私はバカだから忘れ物をした」だと大違いです。
良い出来事は事実として受容しちゃいます。
「忘れ物をした」と「忘れ物をしたけど、○○さんと親しくなるきっかけになった」これは自分の感情は含まない事実だけですが、前者と後者では大違い。

肯定をせずとも、こうやって受容をしていくと自分を好きになる気づきと出会えたりします。

あと、自己受容が上手い子を見てると「まぁいっか」の使い方がめちゃくちゃ上手いんですね。これはまた次回に。


Xで今日の私の自己受容をできるだけ毎日更新したいなぁと思っています。

ちなみに今日は、
昼まで寝た私。溜まってた家事を一掃した私。
です。どちらも休日を満喫した私です。

みなさんの今日はどんな自分でしたか?

#自己肯定感 #自己受容
#キャリアコンサルタント

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