今、この漫画が面白い!『7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT』

 「BECK」、「RiN」の作者であるハロルド作石さんの最新作『7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT』を読んでみました。僕、「BECK」も「RiN」も読んでいたのに、この作品のことを全く知らなかったんですが、調べてみると、2010、2011年にかけてスピリッツで『7人のシェイクスピア』として連載していて、第一部を完結し休載。2016年末からヤンマガで第二部として再開したのが『7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT』となっているみたいです(ちなみに、今なら第一部の1巻がkindleで無料になっていました。一応、amazonへのリンク載せておきます)。

 はじめてこの作品を知る人向けにこの漫画のストーリーをばっくり書いておくと、かの有名なイギリスの劇作家「シェイクスピア」がどうやって傑作の数々を生み出すことができたのかを明らかにしていく話となっています。ただ、一味違うこととして、「シェイクスピア」は一人の人物ではなく、7人の才能ある若者の集合体だったという仮定のもと話が進んでいくので、7人を取り巻く環境だったり、人間関係がこの漫画を面白くしています。

 第二部の1巻は、主人公たちがイギリスのリバプールからロンドンに移り住むことからスタートします(ただ、僕が第一部を読んでいないので、どのような経緯で移り住むことになったのか、まだ知りません汗)。メイン主人公のランスは脚本を書いて、ロンドン中の劇場に売り込みをするも、相手にもされない毎日を過ごします。そんな中、新しい仲間が加わり、飛躍に繋がる新しい脚本が生まれそうなところで1巻が終わります。

 最初は16世紀のイギリスが舞台ということもあり、漫画の世界に入り込めるか心配だったけど、読んでみると時代背景も細かく説明されていて、すぐに没頭することができました。それに、主人公たちも一人ひとりが個性があり魅力的で、ふと「こんな仲間がいたらいいなー」思ってしまいました。

 7月に2巻が発売予定ということで、本当に待ちきれないです。もし興味があれば読んでみてください。

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