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言葉掛けで子どもも変わる

初めまして。元保育士のRUKAです。
先日、お買い物中ある親子の会話を耳にし、子どもへの言葉掛けについて改めて考えさせられました。
言葉の選び方って難しいですよね。その言葉で子どもの機嫌が良くなったり悪くなったり・・・
一緒に言葉掛けについて考えてみましょう。

【エピソード】〜〜〜〜〜〜

100円ショップにて、2歳児くらいの男の子が1つ商品を手に取り「ママ〜買いたい」とお母さんを追いかける姿が見られた。お母さんは見向きもせず、スタスタとした足取りで買い物を続けていた。
返事を貰えない男の子は「ママ〜?」「ママ買いたい」「ママ〜ママ〜」と、大きな声を出しながら追いかけ続けるが、「うるさい」としか言われず相手にして貰えていなかった。そこからは、店内に響き渡るくらい大きな声でひたすら泣き続ける男の子。商品を手に持ったまま、大泣きしてお母さんを追いかける。
お母さんは自分の買い物が済み、レジでお会計。最後に男の子の手から商品を無理矢理取り、「行くよ」とだけ言った。
男の子は、床に寝転がり大泣きしていた。お母さんは「いい加減にして」と大きな声で怒鳴っていた。
お母さんがお店から出て、そそくさ歩いて行くため、男の子は泣きながら追いかけて行った。

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お母さんは見るからに育児に疲れている様子でした。私はこの場面しか見ていませんが、普段からこのような状況が続いているとも考えられますね。2歳児くらいだったので、イヤイヤ期とも考えられます。
しかし、掛ける言葉で子どもの行動も少し変わったのではないか、と私は思いました。
たしかに、この場面しか見ていないため、普段どのように関わっているかは分かりません。たまたまこの時だけだったのかもしれません。
しかし、子どもはただお母さんに構ってほしかっただけにも見えました。

保育士をする中で、私が大事にしていたことは、肯定することです。
どう考えてもおかしいでしょ、と思うことでも、まずは肯定し気持ちに寄り添ってきました。
否定から入られたら、大人だってその人の話を聞きたくないものですよね。

では、どんな言葉掛けが出来たでしょうか。
(例)
「ママ買いたい」に対し、まず商品を見てあげ、「かっこいいね」「素敵だね」などそれを選んだことを肯定してあげる
買えないのであれば、その理由を伝える。
(2歳児くらいになるとある程度理解できるため)
イヤイヤとなる場合も多いが、別の話題を振ることで、そちらに気持ちが切り替わることも多い。特に、お手伝いをお願いすることが効果的(笑)

うるさい、めんどくさいなどと感じてしまうと、無視してしまいがちですが逆効果な場合が多いですよね。
大人だって無視されたら悲しいし、腹立たしくなることもありますよね。子ども同じ。もっと構ってほしくなるし、気を引かせようとヒートアップします。
肯定してあげることで、「聞いてくれた」「分かってくれた」と子どもが安心できる環境を作ることが、お母さんにとってもお子さんにとってもいい事なのではないでしょうか。
実際、イラッとくることでも、肯定する方が否定する時よりも気持ちが穏やかになるものですよ。


最後まで読んで頂きありがとうございます。
今後は、実際に幼稚園や保育園であったエピソードをもとに、言葉掛けについて書いていきたいと思っております。


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