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2023の旅

今更ですが2023年の振り返りを。

例年ですと夏の山小屋生活が1年のハイライトになるのですが、
今年は山小屋だけでなくて全国津々浦々を旅して暮らす1年になりました。


生活の面では
長野→群馬→北海道→山形と拠点を移しながら生活。

2022年の10月から2023年の3月までの半年間は
長野の松本暮らし。

4月から群馬の尾瀬に行って
7月から北海道の大雪山。
そして今は山形の最上地方にいます。

旅という面では
南は屋久島、北は利尻・礼文島に行きました。

利尻島は北海道ですが、
北海道での暮らしとは別に単発の旅行で。

他にも宮城、広島、香川、青森、

年間の移動距離は過去最長です。



ここ数年は一つの場所に4ヶ月以上滞在することはほとんどなく、
大体3ヶ月以内で移動していたため、松本市に半年ほど滞在したのは久しぶりでした。

松本の冬の寒さはこたえますが、やっぱり街の雰囲気は好きです


冬が明けて4月、山小屋で働くため、
オープン時期の早い尾瀬の山小屋へ。

街は春の陽気でしたが、尾瀬はまだ冬。
湿原と延々と続く木道がシンボルのような尾瀬ヶ原も一面の雪景色でした。

そこから1日1日、
春が近づいてきて湿原が現れてくる様子は
なんと表現してよいかわからないほど、
喜びに満ち溢れていました。



尾瀬の後は屋久島と利尻島。
日本の北と南、それぞれ立派な山を持つ島巡り。

屋久島は全日程雨で山には登らず。
当時屋久島で働いていたパートナーとドライブしたり、博物館を案内してもらったり、ウミガメの産卵を見たり。

これまで様々な自然の中で生活することが多かったのですが、屋久島の自然は比べ物にならないくらいパワフル。

滝があり、山が連なり。植物が今にも道路に伸びてきそうな勢い。
本当に島か?と疑ってしまうほどです。


大川の滝


ウミガメの足跡は海へ


そのすぐ後に行った北海道の利尻島、礼文島。

利尻島は屋久島と異なり山が連なっているわけではなく、島のど真ん中に利尻山が鎮座しています。道路が利尻山をぐるっと取り囲みどこにいても利尻山を望むことができます。

その堂々たる姿に惚れ惚れしてしまいます。

礼文島より利尻山


一方でそのお隣の礼文島、
500mにも満たない山の中に
北アルプスで見るような高山植物がたくさん。

本当に利尻島と隣り合っているとは思えない植生です。そして礼文島からの利尻山もまたカッコ良い。


礼文島より


利尻から松本に帰って、また再度北海道へ。

元々興味のあったヒグマの仕事で北海道の中央の大雪山へ働きに。

ヒグマって会ったらもうダメだ!
というイメージがありましたが、実は意外と臆病かつ賢い動物。

他にもエゾシカ、キツネ、エゾリスetc.
北海道の自然は本州とはひと味もふた味も違います。



今はパートナーと一緒に山形に住んでいます。
山形でも内陸の北部にあたる最上地方。

雪が極めて多い特別豪雪地帯に指定されています。

幸い?今年は暖冬の影響で今のところ雪は多くありませんが、今後どうなっていくのか気になります。





埼玉で生まれ社会人から長野、
そして山小屋、
全国を転々とする生活。

一般の人が決して歩かない道をフラフラと歩いてきました。

10ヶ所くらいで生活してきましたが、
まだまだ日本のことが、これっぽっちもわかっていないんだなぁと感じる1年でした。

2024年も色々なものを見て感じて学んでいきたいと思います。



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