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入山50日目 秋の訪れ

例年、8月のお盆あたりから秋雨前線が日本列島にかかり始めると、北アルプスは連日強い雨に見舞われます。
そんな登山者にとっては残念なお天気ではありますが
山小屋スタッフにとってみると、
シーズン1番の混雑、そして激務を乗り切ると訪れるしばしの休息期間でもあるのです。
(今年はお盆中に前線が来てしまいましたが…)

そんな長雨がひと段落すると、ふと山の夏が終わったことに気がつきます。
半袖では過ごせないほど肌寒くなり朝晩の気温は1ケタ。

そして風が明らかに秋の風になります。

山の上は季節の移り変わりが下界に比べて急激に進んでいくので、はっきりと体感できるのです。

入山50日目、今日はちょうど秋になったなーと感じた日。
これから緑で溢れていた山肌が日に日に黄色や赤に変わっていくので、朝の楽しみが1つ増えそうです。


(後日談になりますが…)
今シーズンは結局100日ほど働いていたのですが、秋に変わったと感じたこの日が、ちょうどシーズン通しての折り返し地点だったので、記事を書きながらちょっと不思議な気持ちになりました🍁

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