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ADHDはさっさと服薬するべき!?


こんばんは。
多動OLと申します。
発達障害を持つ30歳女性です。

最近、Twitterでこんなツイートを見ました(原文をまとめています)。

私の職場に絶対ADHDだろって噂されている同僚がいる。その人のキャパの狭さや働きぶりは本当に酷いもんで、多方面に迷惑をかけている。悪口もめちゃくちゃ言われている。私もこんな奴と同類だと思うと悲しくなる。
ただこの同僚と私の違いは、私は服薬しているところだ。私も薬飲んでなかったら、こういう感じだったんだろうなと思う。
同僚は自分が発達障害だと気づかないのかな?自分を見つめ直してさっさと服薬するべきだと思う。


発達障害同士なのに、かなり辛辣な意見ですね。
いや、むしろ発達障害同士だからこそ辛辣になるのかもしれません。
「私はこんなに頑張っているのに…!」という自負がある分だけ。


私としては、服薬を他人に安易に求めるのは違うと思います。

確かに、ADHD治療薬を飲むことで見える景色はあります。
できることも増えます。

しかし、薬というのはベネフィットとリスクの両輪です。
ADHD治療薬には副作用がつきもので、
副作用(リスク)がどれだけ出るか、
副作用(リスク)に見合う効果(ベネフィット)がどれだけ得られるかは、その人の体質や環境によって異なります。

また、薬を飲んだからといって「ハイもう健常者!」とはなりません。
服薬しても残る障害特性はあるものです。
薬で簡単に健常者になれるなら福祉なんて要りませんよ。

これらを踏まえると、服薬するかは個人の判断に委ねるべきであって、他人が安易に強いるものではないと私は思います。