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帯の質

笑っている人を見て笑わない人はいない。笑顔を見ていて笑顔にならない人はいない。
最近つくづく感じる吉田です。(何のこっちゃ!)

さて空手などをはじめ武道でよく見る帯について書いてみようと思います。
そう腰に結んでいるアレです!

特に空手では、白帯から始まり色帯を経て黒帯へと進んで行きます。

※興味がありましたら続きを読んで頂けたら嬉しいです。スキを押してくれたら嬉しいです。私も好きです。フォローしてくれたら嬉しくて倒れます!(←倒すチャンスです!!)

ただ黒帯を取得すれば良いって事でもないんです。

そもそも、帯は着物を固定するもので身体を守るものとして、武具を装備するものとして締められていた。そして、時代は進み武具がなくなり袴がなくなり道着(胴衣・胴着)として欠かせない物となっています。

昔は、白帯か黒帯しかなかったそうです。

そして師から「お前は明日から黒を締めなさい」と師から認可をもらって初めて黒帯となった。なので今で言う色帯と言うのは元々ありません。

その後、茶帯が生まれ黒の手前の位置づけとなり他の色帯が生まれたそうです。

色の並びやそれぞれの流派によって違いますが、黒帯の手前は茶帯と言うのはこの昔の流れが色濃く残っている所からだと思います。

例えば、空手ではなく
柔道の帯の色。少年部と大人(成年)部では違っていて
少年部
白→黄→橙→緑→茶→黒
成年部
白→茶→黒
だったと思ういます。(現状と間違っていたらごめんなさい)

合氣道は、
少年部
青→紫→茶→黒
大人の部
白→茶→黒
ただ、道場によって違うようです。そして合氣道にある袴が茶帯からはける。
だったと思います。(間違ってたらごめんなさい)

ちなみに私の道場は、
白→橙→水色→紫→緑→茶→黒
です。

また、長さも特徴があったりします。
例えば、柔道や柔術は短いのが一般的。これは、寝技や投げ技には長いのは邪魔と言う所。又は、帯が長いと帯で首を絞められるなどがあります。色んな云われがあるのでどれが正しいかと言う所ではありません。
結び方にも様々な結び方があり、一般的に帯の先が下を向くもの。真横向くもの。上から下に垂れているものなどなど結び目や結び目じゃない所まで違っていたりと様々です。

さて、話を少し戻します。

とは言え白帯から進み黒帯となる訳です。
黒帯を「苦労帯」と言う人もいました。

私は黒帯取得が正直全てではないと思います。黒帯を「苦労」して取得した途端に稽古しなくなる人もいますし、突然指導員になる人もいます。

黒帯は師に認められて締めるもの。そうであって欲しい。ただ、習い事や資格として考えられる様になってしまった現在。少しづつ意味合いが変化してる様に思います。(悲しくも生涯かけて取り組むものではなくなってしまった)
道場によって取得のスピードや位置付けも様々です。

以前、私が出ていた新空手(グローブ空手の老舗)もキックボクシングジムの選手がその時だけ道着を着て出場する訳です。(試合として道着着用が義務)
白帯を締めためちゃくちゃ強い選手もいる訳です。帯なんか当てにならないんです。

帯の色=強さ ではないという事です。

各道場によって様々なんです。ただ一般的に見たら黒帯=強いの図式になる訳です。
ましてや日本の武道道場のシステムはそれぞれ違うし統一された機関がある訳ではない。即ち突然明日から黒帯締めて先生!ってのが出来ちゃう訳です。。(ホント危険)

私の道場の海外道場フランスの道場では、フランスの空手道連盟が認可した黒帯を締めていないと指導がそもそも出来ません。もちろん締める為には安全などを含めた知識を学び試験があり合格し取得します。
認可されず指導していると捕まります。
他の武道も同じでフランスで盛んな柔道もシステムがしっかりしています。
そう何より国として認め規制し取りまわしている訳です。なので、安全は特に管理されています。

日本では国としては規制が無いので誰でも可能なのです。連盟などはありますが所属となりその範囲となります。

帯は見た目では正直分からないという所。

では何が大事なのか?

例えば、稽古しなくなったらその人の実力は低下していきますよね。
黒帯を締めたら何故稽古しなくなる人が増えるのでしょう。。(空手関係者なら分かるあるある)
よっぽど色帯で一生懸命に練習している人の方が「質」は高いですよね。

帯の価値を決めているのは「質」の部分中身が大事。

そして、それを決めているのは全て自分と言う事。

黒帯締めて「よし!まだまだ強くなるぞ!」って思ってる人はまだまだ成長しますよね。
黒帯締めてるのに「もう稽古しなくてもいいぞ!俺黒帯で偉いんだからな」ってなってたら成長しますかね?

だからと言って全て稽古稽古の稽古漬けにする必要はないんです。自分で質を決めているので「前向きなのか?そうじゃないのか?」って所が自分で分かっていれば。
自分で「選んで」稽古しているなら成長して行くと思います。その「中身」も大事だけれど、「しない」「前向きじゃない」よりはよっぽど良いです。

身体が不調の時もありますよ。私もあります。どうにもこうにも心が荒む時もあります。その時はその時で出来る事をやれば良いと言うだけ。

私の道場では黒帯だろうが稽古してもらいます。もちろん調子の悪い時はその旨が分かっているならそれなりの事をやればいいだけ。強制はしません。もちろん無理してたら止めます。

質を上げるのも下げるのも自分次第。

別に強くなくても良いと思います。それだけがその人の「質」決める訳ではないですから。
知らなきゃ学べばいいだけの事。知らないのに知ってるふりはカッコ悪い。カッコ悪くても知らない事が分かったのなら学べばいい。

経営で良く見るのが、偉いから(役職等)って所から降りれず学ばないって所。年齢や時間を言い出したらもう学ばなくなりますね。
役職ってのを帯に置き換えたら同じ事が言えます。

帯の質は自分次第。高くするも低くするも自分の行動。

ではまた。

※長文最後まで読んで頂き感謝いたします。

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