大学最下位からトップになった話②

親の離婚という出来事があり、私は今の自分の現状、将来についてよく見つめ直し考えるようになった。

父は自営業をしていて収入が不安定で、母はパートの仕事をしていた。離婚の原因は経済面での問題であった。既に就職していた兄は車のローンに追われほぼ貯金もなく、妹は高校生だった。

この状況で更に自分が大学で最下位、最悪退学や職に就けないということになるとこの家庭はもっと崩壊してしまうとようやくその時に気づいた。

「自分を変えたい」と思い始めた。

そのときにたまたまお食事に連れて行って下さった友人の兄に相談した際のある一言が落ちこぼれの自分を変えてくれた。その友人の兄は今ではある大企業の社長になっている。

その人の話の中の「自分を変えたいなら、まず環境を変えろ」という言葉がとても心に響いた。

食事が終わって帰り、まず毎日利用していたYouTubeとインスタのアプリを消し、テレビのコンセントを抜き、バイト先に辞めることを告げにいった。毎日夜中の1時に寝て8時に起きる生活を22時に寝て5時に起きる習慣をつけた。

うちの大学には、トップの成績の人は学費が半額になるという制度があった。これを知っていた私は周りの友人に「大学でトップの成績をとる」と言い続けた。しかし成績最下位の自分がこんなビックマウスを言ったところで笑われバカにされるだけだったが、それでも言い続けた。それをすることで「口だけの奴」って思われないように嫌でも勉強しないといけない状況をつくるのが狙いだった。

その他にもとりあえずできる限りの環境を変え、勉強をする環境をつくった。

そのおかげで勉強が習慣になり、勉強が苦じゃなく、更に楽しくもなった。

こうして私は2年の前期から4年の後期までずっとトップの成績をとることができた。

#大学 #大学生 #勉強 #離婚




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