「棺桶の中で、液体に浸かったまま、腐敗しない古代の遺体」が発見された(ロシア、中国)(これは、同じ系統の考古学ニュースなのではないか?)

自分は、中の人が辞典の校正をしている辞典学者なのですが、「辞典の校正をしている」と逆側の「辞典に載せられないデータ」が出てくる関係で、それらの中で、いくつか、表側の社会に引っ張ってこれる可能性のあるデータという物を見つける事がある。
それで、大量の文献を読む辞典学者の仕事上の関係で、オカルト関係のデータの中で、「これと、これとは何か似た特徴があり関係がありそうだ」というデータを見つける事も多いです。
最近は、自分自身の「辞典学者」側からだと漏れてしまう、オカルト関係のデータも目を通すようにしていて、この大量のデータベースの中から、関連のありそうなデータの特徴を探っている。(どうしても辞典学者だと「データ」に漏れが出るのが気になるので)
最近、自分が書いている<オカルト調査ファイル>というやつは、「ビッグデータによるオカルト関連の未知の関連性のありそうなデータ」みたいなやつも、まとめている。(まだ一般に気がついていない未知の発見へのつながりのきっかけになるかもしれないので)

今回は、
・「棺桶の中で、液体に浸かったまま、腐敗しない古代の遺体」が発見された。
というのが、ロシア、中国で見つかったという、別の「オカルト」ニュースが、とても似た特徴を持っているので、何らかの考古学的な関連性があるのではないか?と指摘する目的で記事を書いた。

(「棺桶の中で、液体に浸かったまま、腐敗しない古代の遺体」が発見された)
(1) <ムー>8億年前の地層に眠る未来人のミイラか!? ロシア「プリンセス・ティスルスキー」の謎
https://web-mu.jp/history/37895/

『(謎の液体に浸かった女性の遺体)
米ソ冷戦時代の1969年、現ロシア・ケメロヴォ州の小さな村リチャフチクで奇妙な発見があった。炭鉱の発破作業中、6人の鉱夫が深さ約70メートル、幅20メートルの炭層から精巧な細工が施された2メートルほどの石棺を発見したのだ。
後にこの発見は大きな騒動に発展する。それは、発見場所が推定約8億年前の炭層だったこと、そして、石棺の内部にヨーロッパ系の美しい女性が液体に浸かった状態で埋葬されていたからだ。

それは大理石のような美しい石で作られており、開けようとしたものの、樹脂のようなもので目止めされており、びくともしない。触れてみるとそれは固く化石化しており、まるで石棺を封印しているかのようであった。その堅固さにどう開けるか思いあぐねていると、固かった樹脂が太陽の熱で徐々に融解され、最後は透明な液体となって溶け落ちてしまったというのである。
石棺は厚さ15センチほどで、二重になっていた。中にはヨーロッパ系の特徴を持つ美しい女性が、ピンクとブルーがかった透明な液体に浸かり横たわっていた。

女性は細身で身長は180センチほど。手足は白く、30歳前後に見えた。腰まで伸びた髪は巻き毛のダークブラウンで、大きく見開かれた瞳は青い。服は半袖で膝丈の白い薄手のワンピースを着ており、所々花の刺繍が施されていた。そして頭部には幅25センチ、高さ10センチほどの一端が丸く黒い、長方形をした金属製の箱が置かれていた。
女性はその美しさから「プリンセス・ティスルスキー」と呼ばれ、村人ほぼ全員がその存在を目にしたのである。

だが、地区センターから報告を受けた軍や消防、警察が到着すると事態は一変。レンガ色のヘリコプターから十数名の職員が降り立つと、現場はたちまち彼らの統制下に置かれた。そして伝染病の疑いがあるという理由から、石棺に触れた、もしくは近づいたものは、住所・氏名を書き留められ「他言無用」と釘を刺されたのだ。
唖然とする村人たちを尻目に、彼らは樹脂が滲み出た土俵を集め、ヘリコプターに運び始めた。同時に石棺も積み込もうとしたが、中はフチまでたっぷりの液体が蓄えられている。そこで彼らは液体を汲み出し、運び出そうとしたが、女性の肌は空気に触れところからみるみる黒く変色し始めたのだ。そこで慌てて液体を元に戻したところ、肌はまた白く美しい状態に戻ったことから、彼らは液体を抜くのを断念。石棺はそのままヘリコプターに積み込まれ、ノボシビルスク方面へと運ばれていったのである。』

(腐敗しない棺と「眠れる森の美女」とは? 関係者全員が死亡したロシア鉱山での発見)
https://news.biglobe.ne.jp/trend/1008/toc_221008_9163439769.html

『1969年9月初旬にロシアのケメロヴォ州ティスルスキー地区リチャフチクという村で起こったとされる、「眠れる森の美女」についての興味深い話を報告している。
同村のある炭鉱で岩盤を砕くために発破をかけた際、深さ70メートル、幅20メートルほどの炭層の中心部で、鉱夫カルナウコフ(後に自動車事故で死亡)が、2メートルほどある精密な機械細工の大理石の棺を発見。現場責任者のアレクサンドル・アレクサンドロビッチ・マサリギン(1980年に胃潰瘍で死亡)の命令で、直ちにすべての作業が中止され、引き上げられることになったという。
棺のふたのすき間には、ところどころ石化した接着剤が張り付いており、それを入念に剝がしながら棺は開けられたそうだ。この未知の接着剤は、石化していても太陽の熱で透明な液体になり、流れ出たという。ある鉱夫は、それを自分の舌に塗ってみたところ、1週間後に発狂し、2月には自分の家の戸口で寒空の下凍りついていたそうだ。』

(2) (2千年間生きたように眠る「漢王朝の貴婦人ミイラ」! 筋肉も内臓も血液も残って肌もツヤツヤ)
https://tocana.jp/2016/12/post_11757_entry.html

『(みずみずしい肌をした2100年前の貴婦人ミイラ)
米ソ冷戦時の1971年に湖南省長沙市付近の山腹で、労働者らが防空壕を掘っていた際に偶然発見した広大な漢王朝時代の墓、そこから発掘された1体の女性のミイラがまるで生きているような質感を保っていた。
およそ2100年も前のミイラであるが、肌は柔らかくみずみずしいままで毛髪やまつ毛さえも生え揃っており、筋肉が削げ落ちていないため驚くことに腕や脚の関節を折り曲げることさえ可能であった。古代中国にはエジプト以上に発達したミイラ技術があったのではないかと注目を集めているようである。
身体の持ち主はシン・ズェイ(Xin Zhui、辛追)。漢王朝時代に湖南地方を統治していたLi Cang(利蒼)の妻で、紀元前163年に50歳で亡くなったとされている。
ミイラ本体は絹製の布に20層以上ぐるぐると巻かれ、炭がぎっしり詰められた棺の中に入れられており、バクテリアの侵入を防ぐための防水処置として棺の周囲を粘土で封をして厳重に密閉されていた。
ミイラを調査した専門家たちは、死亡時から2000年以上経過しているのにもかかわらず内臓器官がそっくり綺麗に残った状態であったことに驚愕した。静脈内には血液も残されており、血液型がA型であったことも判明している。』

(2つの「棺桶の中で、液体に浸かったまま、腐敗しない古代の遺体」の共通の特徴)

このロシアと中国で見つかった、2つの「棺桶の中で、液体に浸かったまま、腐敗しない古代の遺体」には共通の特徴があった。
・「棺桶の中で、液体に浸かったまま、腐敗しない古代の遺体」の状態
・棺桶の中の液体(たぶん防腐剤のたぐい)を抜いた途端に、遺体の腐敗が進行し始め、一気に、状態が悪化してしまった。

(個人的な考察)
まず、ロシアと中国というのは、人種が違うので別の文化に感じるが、「実は、ロシアと中国の国境付近に住む人々は、ロシアと中国の両方の影響を受けながらも、ある少数民族のような状態で、共通の文化で生きている」状態にある。
だから、自分の考えでは、上の2つのオカルトニュースは、おそらく考古学的に関連性がある。

(エンバーミング)
https://ja.wikipedia.org/wiki/エンバーミング

世界的には、こういった「腐敗しない古代の遺体加工技術」の事を、「エンバーミング(embalming)」といって、他の国や地域でも、それぞれの文化と技術の差で、いろいろな手法があって、わりと、よく成される事です。
古代の時代に行われた「エンバーミング」技術の多くは、「未来に医療技術が発達した後に、復活できるように期待して成される」事が多い。
古代版の「コールドスリープ」のようなもので、エジプトのミイラも、そのような「復活」を目標として作られた可能性もある。
ただ、エジプトのミイラの場合には、科学思想の発展方向の違いと間違いから、「エジプトのミイラでは、脳は、鼻水などのような膿が頭部に溜まった腐敗物と考えられていて、真っ先に、脳を全部取り除いてしまっていた」ので、仮に、未来にもっと医療技術が発達していたとしても、「エジプトのミイラ」は、「脳の空っぽな状態でしか復活できない」ので、あまり意味が無い。
エジプトのミイラは、当時、重要と考えられていた臓器は、「カノプス壺」と呼ばれる、「見た目は若干可愛い感じのする動物の神様の頭をフタにした、臓器収蔵壺」に納められているが、見た目は可愛いが、「中身は、内臓である」
現代科学と違って、エジプトのミイラは、「脳は膿と考えられてゴミ扱い」されていて、真っ先に捨てられてしまった。
今までは、「エジプトのミイラ技術が人類で最も腐敗せずに長期間、遺体を残せた技術」のように伝えられてきたが、今回の、ロシアと中国の共通した特徴を持つ、
・「棺桶の中で、液体に浸かったまま、腐敗しない古代の遺体」が発見された
というやつは、それ以上の、完全な「エンバーミング」技術だったものを発見したものだったのですが、当時発見した人達が、「棺桶の中の液体(たぶん防腐剤)を抜いてしまった」ので、当初発見された綺麗だった遺体の状態から、だいぶ腐敗してしまった。
この2つのニュースは、たぶん、オカルト案件ではなく、考古学の範疇だと思われる。

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