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#つなレビュー(2020/02/02)

サイボウズでのお仕事

1月最終週。2月3月からやってくる忙しさの足音が聞こえる。嵐の前の静けさ(っていうかもうすでに風速は強まってきている)という感じ。21新卒採用も本格化してくる。

数字を見ながら全体感を把握して意思決定していけるといいなと。誰しも未来は予測できないけれども、一つひとつの瞬間でベストプラクティスを行っていけるといいな。意思決定の正確さとスピードを高めることも大切だけど、実行した後の振り返りと上手くいかなかったときのリカバリーを早めていくのも大事だな。

コーチング

今週のセッション数は3件。
・学生向けコーチング:2件
・社会人向けコーチング:1件

ZaPASSのコーチ養成講座、第2期が始まっている。自分はメンターとして第2期メンバーの方のサポートに。今週はメンティーとのMTGも2件あった。

第2期講座の録画を観ると学びが多い。一度通った道だけれども(いや、だからこそ)現在のコーチングセッションに生かせることがたくさんある。傾聴の4大スキル「頷き、相槌、エンジェルアイ、おうむ返し」も再度意識して取り組んでいる最近。実践を通じて研鑽を積み重ねよう。

グラレコ_傾聴の4大スキル

グラレコ_傾聴の4大スキル2

グラレコ_傾聴の4大スキル3

プライベート

最近は自炊を続けている。昼はコンビニ弁当、夜はラーメンや味の濃い定食ばっかりだったけれども、お財布事情と健康を考慮して自炊を始めてみた。

レパートリーは今のところ、チャーハン、野菜スープ、みそ汁、浅漬けくらいの簡単なもの。朝の1時間でもつくれるので、スモールステップで続けてみたい。

観たもの・読んだもの

・映画「愛を読むひと」

1958年のドイツが舞台。仄暗い調子で進んでいく物語の中で灯火のように光る純愛が切ない。少し重めで、心にスッと忍び込んでくる感傷がある。一度観ただけだと登場人物の行動に「?」が浮かぶ瞬間があったけれども、原作である『朗読者』のレビューを読んだら、何となく理解ができた。鑑賞後のしんみりとした感覚が心地好い作品であった。

・映画「ロマンスドール」

ラブドール職人とその妻の愛情を描く物語。序盤は高橋一生ときたろうの掛け合いがコミカル。物語中盤で、蒼井優演じる妻・園子の秘密が明かされたところからわりと深いテーマに。愛情表現の仕方っていろいろあるなぁと思った。そしてピエール瀧、やっぱりいいなー。ばっちり役にハマってた。色んな意味で。

・佐渡島庸平『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜』

友人の小池潤(@junkoike_sake)とのラジオ #人事と編集の参考文献 での課題図書。「コミュニティ」という言葉が盛り上がりを見せているここ最近。コミュニティのあり方とそのビジネスへの応用について新しい知見を得ることができた。

・ジグムント・バウマン『コミュニティ 安全と自由の戦場』

こちらも #人事と編集の参考文献 での課題図書の1冊。自分で選んでおきながら、なかなか難しかった。「液状化する社会(リキッド・ソサエティ)」を説いたバウマンの筆致は、その混沌とした世界をほのめかすように比喩的で冗長なため、真意を図るのに苦労した。

本書の学びとしては、安心安全と自由の両者をともに手にすることは困難であること。約20年前に書かれた本書においてバウマンは、コミュニティの衰退を予見していた。コミュニティの必要性が再考される現代においては、所属するメンバーの安心安全と自由に対して関心を寄せ、配慮を忘れないことが求められているのだと思う。

その他雑感

コーチングセッションを続けている中で、コーチである自分自身のエゴを感じる瞬間がある。クライアントには、望む未来を達成してほしい。その想いはかけがえなく尊いが、押しつけになってはいけない。

普段の仕事でも同じような思念に囚われていやしないだろうか。リーダーという役割を担いながら、何でも自分で背負いすぎていやしないだろうか。それは紛れもなくエゴである。

チームの成功はメンバーのおかげ、チームの失敗は自分のせい。それは責任感という言葉を着た傲慢であり、すべて自分の思い通りにしたいという我執と紙一重である。

そんなことを思っているここ最近。


頂戴したサポートは、私からのサポートを通じてまた別のだれかへと巡っていきます。