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凪波DIVEALIVE ~ライブで辿るふたりの奇蹟~

SWIM

 休止前最後の「凪波DIVEALIVE」から1ヶ月が過ぎました。どうも皆様、いかがお過ごしでしょうか。(全体攻撃)小生は至って平和と信じたいお年頃(?)です。
 最推しであるナギナミの休止前ラストの音楽ライブの視聴を終え、「ついにこの日が来てしまったか」といろいろな思いがこみ上げつつ、未だその実感が湧かずにおります…というより、現実が勝負を仕掛けてきている以上は逃げる選択肢は無いんですがNE…。
 あぁ、もしかしたら明日の朝にでも「おはナギ」「おはナミ」のツイートが観測できるかもしれない…何気ない日常が奇跡の連続だったあの日あの日々。何度も残さず言いまっせ、「ナギナミはいいぞ」。
 さて、ナギナミちゃんねるでは奇しくも、このライブで活動1000日を数えることとなりました。持ち歌10曲全てを引っさげナギナミは3月の休止前ラストの配信から約ひと月ぶりにYoutubeに姿を現し、ファンを魅了。そんなナギナミの奇蹟をセットリストの紹介と共に振り返りながらライブの様子を紹介ルポのような形でお届けできればと思っております。お時間よろしければお付き合い下さい。
 注)紹介に関しては実際に本編をご視聴(再生して)頂きたい所もあるため、あえて短めのご紹介となること、ご了承下さい。一部ネタバレも含みます。
        ※本編ライブはこちらからどうぞ▼


DIVE

 本公演含めナギナミが行ってきた公演における"DIVEALIVE"というタイトルについて、「DIVE-A-LIVE」=ライブに飛び込む=音の海に飛び込むといった意味合いが取れる英語であることが言えるだろう。また「DIVE」=ふたりの挨拶である「ザブーン」という音(オノマトペ)+「ALIVE」=生きている=イキイキと活動しているという動きのある題に見て取れるのでは無いかと個人的には思っている。二人が築いてきた音の海に勢いよく"ザブーン"と、潜っていただこう…。


シルエットが明けて和ロックでド派手に登場。
約1ヶ月ぶりの登場にナギナ民のボルテージは最高潮に。
さぁ、幕開けだ。

1.『Spicy Spicy』

 2021.05.21. 「ぶいっとコンピ」クラウドファンディング企画にてリリース、ナギナミ初のチャレンジ分野の "和ロック" 調の一曲。ノリノリのコール&レスポンスで盛り上がることができる曲。罰ゲームで使われがちなワサビが曲に盛り込まれるというユニークさも売りなナンバー。企画におけるリリース曲だったため、ライブで、それもトップバッターでの披露はサプライズだった。独特なコール「WA・SA・BI!!」にもご注目。



ステージで楽しそうに舞う2人。待ってたよ。
瑠璃姉(朝ノ姉妹ぷろじぇくと・朝ノ瑠璃さん)もVTRにて出演。
ちなみに今回のステージは朝ノ姉妹ぷろじぇくとの黒子(裏方)ノリさんのご協力でした。

2.『 #ID

 ナギナミ2.5周年企画のアルバムとグッズのセット(NAGINAMI PROJECT 2.5TH The delivery:現在非売品)に収録された一曲。作詞は初めてナミちゃんが行った。アルバム内では瑠璃姉さんとフューチャリングして歌唱するなどレアリティの高いものに仕上がっている。「君の元まで 次元飛び越えて」という歌詞からはじまり、グッと引き寄せられる印象だ。



ふつくしきナギ様。

3.『夕凪Resolution』

 2020.08.16. USAGI Productionプレゼンツ VirtuaREAL.02 リリース記念DJ&LIVEイベント(twichにて配信) DAY2にて初披露されたナギちゃんメインの曲。まさにマジックアワーがやってきた夕方のようなやさしくもPOPな歌声に癒やされていく。



音の波間を泳ぐ海月姫。心を込めて創られたメッセージを相方に捧ぐ。

4.『namiversary』

 2020.11.06. ナミちゃんの誕生日情報が解禁されて初めての誕生日直前配信にてナギちゃんからサプライズプレゼントとして贈られた歌。一度は聴いていただきたい隠れた名曲。(ネーミングこそ安直かもしれないが…。)初披露した配信では運営の一人"おとりとん"のギター生演奏と共に提供された。



波に乗って舞う飛鮫嬢。推しが楽しいなら全然OKです。

5.『I'm alive』

 同じく VirtuaREAL.02 リリース記念DJ&LIVEイベント DAY2にて初披露されたナミちゃんメインの曲。"自分の時間を生きている"=aliveという名にぴったりな疾走感と、流れるようなピアノのリズムが特徴的な一曲。公式MVではナミちゃんお得意のダンスもたっぷり視られるのでそちらもオススメしたい。



「特等席はキミだよ」相方に向けたアンサーソング。
かm…いや、女神ですかね…

6.『特等席』

 2021.03.08 ナギちゃんの誕生日情報が解禁されて初めての誕生日配信にてナミちゃんからナギちゃんのサプライズプレゼントとして贈られた歌。動きのある「I'm alive」とはうってかわってバラード調。緩急よき。「日々是好日」の歌詞は限定グッズのカレンダーの表題にもなっている。



ナギナミのまさに新しい"時代"の幕開けとして投下された曲。
みんなも手を振ってってくれよな。(ノシ ノシ)

7.『Brand New Era』

 2021.03.28 秋葉原エンタスにて観客を入れたリアルイベントとして開催、ミクチャ(有料配信)にて中継されたリアルイベント「VirtuaREAL MIX.02 mixed by DJ TAMU」にて初披露された一曲。透明感のある歌唱が特徴。手を振りながらファンと一体になれる演出もあって愉しい曲。



のびのびと音の海を泳ぐふたり。"次の音"へ。

8.『portamento』

 「#ID」と共にナギナミ2.5周年企画のアルバムとグッズのセットに収録された一曲。運営のとりとんずが一人、「おとりとん」によって作詞・作曲された。「portamento(ポルタメント)」は音楽用語のことで、"ある音から次の音への移行を、途中にある音を経過させながら滑らかに行う技法"のこと。イタリア語で「運ぶ」の意を持つ。正直歌詞の意味が深すぎる(なんなら泣かせに来ている)ので一度噛みしめると深みにハマる。



夏を愉しむ少女のような曲。

9.『Dreamin' Summer Girl』

 同じく VirtuaREAL.02 リリース記念DJ&LIVEイベント DAY2にて初披露された楽曲。夏らしくPOPでわくわくするような曲調と歌詞。夏と言えば海、海と言えばナギナミといった具合に、かわいらしいふたりのような文字通り"夢見る夏の少女"のような青春を思い起こさせるような楽曲。



チャプーンという音。個人的にはナギナミを好きになった瞬間を想起させる。

10.『クロスエメラルド』

 ナギナミといえば、なこの曲。初のオリジナル曲で、原点にして頂点。VirtuaREAL.02 リリース記念DJ&LIVEイベント DAY2にて初披露されたTAMUさんご提供にして、ナギナミで一番最初のオリジナル楽曲。全てが詰まっていると言っても過言では無いだろう。


FLOAT

※以後ネタバレ及び感情吐露につき注意※
 あっというまに楽しいひとときは過ぎ、結びに丁寧な挨拶とファンへの愛を語ったナギナミ。S.E.A.(Second Earth Archives=仮想空間プラットホーム)から我々の住むリアルへ飛び出し、1000日という時を過ごしたふたりのVtuberは「休止」のため、「またね」の言葉と共に会場を後にした。コメントに残されたのはふたりを惜しむナギナ民とファンによる万雷の拍手と「アンコール」の文字。

クロスエメラルドのアレンジが流れるなかでのED掲出。

  もう終わりなのか――――
                終わらせたくない――――
      終わらないで欲しい――――
                なにかできることはないのか―――――

          アンコールだけでも――――
  もういちど―――――
            輝かしかったあの日々を―――――

        共に過ごした確かな時間をまた――――――

 もう、動くことは無い画面を前にし、「ナギナミの活動休止」に対する実感が現実となって視聴していた全員に迫っていた。その場にいた視聴者の心にふつふつと言葉にならない感情のが押し寄せた。
 悲しさ・寂しさ・苦しさ・不甲斐なさ・力なさ・やるせなさ――― 自分が出来ることなら推しのためになんでもやってきたつもりだった。しかしながらこればかりは自分の力で変えることが出来ない現実。どうすることもできない。心から込み上げる感情が今にもこぼれ落ちそうだった。

届かないとしてもせめて「ありがとう」と言わせて欲しい―――――


―――その時だった。刹那、音楽がいだ。

画面が切り替わり、そこに映し出されたのは―――――



またいつか―――

 オルゴール調の音楽と「また会おうね♪」の文字と共に、SANYOの姉妹企画「アイマリンプロジェクト」のキャラクターであるアイマリン及びイチカゼロと一緒に並んで写るナギナミがそこにはあった。

 ここで感情のダムが決壊したナギナ民同志は少なくないだろう。「ずるいよ」という言葉が飛びそうなトリッキーな演出。誰が予想しただろうか。

―――そうとも。これは終わりじゃない。
まだ物語の第一章に過ぎない―――――
いつか相まみえるその日が来ることを心待ちにして。
また会おうね。

BEACH

 ―――ひとまずここまで、お疲れ様でした。推し事とはいえこれまた重いタスクでした。正直に言います、これ、書いてる時も筆者は泣きながら書いてた。自分で自分の感情削り取って並べるんですもん…眠っていたライブの時の記憶と情景も思い出されて目から汗状態でした。

 ナギナミのふたりの瞳に映し出されたこの世界はどのようなものだったのでしょうか。ひろがる海はどこまでも続くストーリーと冒険前の胸の高鳴りを表してくれていたように思います。"はんなま系"というバーチャル界には新しいジャンルを引っさげ、文字通りバーチャルという海に繰り出して新たな理想郷(パラダイス)を魅せてくれたナギナミには感謝以外の言葉が見つかりません。

 さて、このライブの1週間後、2022.04.30.にナギナミちゃんねるにとある動画が予告もなく投稿をされました。それはオリ曲より先にナギナミが初めて"歌ってみた"として投稿した"Dear"のリメイク版でした。

 おいおい、やってくれたずぇ…。思わぬ投稿に私含めたナギナ民は驚かされました。我々ファンが思っている溢れんばかりの感謝に対してのアンサーともとれる”今までありがとうがずっと鳴り止まないんだ”の部分を聴いた日には「自分、涙いっすか」ってなるでしょう…。
 2019.10.20に正式に投稿された"Dear"の歌ってみたはナギナミにとって、ファンであるナギナ民にとって思い入れが深い(意味深)曲であることは言うまでもありません。それがこのような形になって体現され、2度目にもかかわらず歌詞の意味がこんなにも染み入ってくるような体験。さすが、我が推し。(勝手に後方腕組み)

…刺さってしまった歌詞を抜粋して並べてみる。

頭の中で聞こえる君の声が
今も私の心を揺さ振る
記憶の中で君はいつでも
優しく微笑んでいるよ

   ずっとずっとこんな時が 続くと思っていたのに

        「今までありがとう」がずっと鳴り止まないんだ…

逢いたくて 逢いたくて
声にならない声で
君の名前を呼び続ける

夜空見上げて 君を探してる…

どこかで私を見守る君に届くように
私はこの歌を 歌うよ

大好きな君のことを ずっと忘れないよ
移り変わる 景色の中でも
最後まで言えなかった この言葉を君に送るよ
君のことをずっと 愛しているから…



…ちょっと大分泣いていーい?😭

 みなまで言うな、「ありがとう」はこっちのセリフなのである。
"Dear=親愛な"という意味だが、親愛なるナギナミから送られたメッセージは受け取るには有り余る感謝の言葉だった。
 忘れるわけがない、忘れようもない。これだけナギナ民である自分の心を動かし、行動させ、楽しませてきてくれたエンターテイナーのことを。心からナギナ民で良かった。ナギナミがここまで連れてきてくれたんです。

出会ってくれてありがとう。
沢山の思い出をありがとう。
推させてくれてありがとう。
推し事をくれてありがとう。
応援に応えてくれてありがとう。

話は尽きないけど、今は暫しの別れ――――
また逢う日まで。


ナギナミはいいぞ!!!!!


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