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ぼくらの10日間コロナ戦争

新型コロナに罹った。息子が発熱し、その5日後に私も発熱。今思えば前兆はあった。

実は、37度前半の微熱と平熱を1週間ほど繰り返していた。普段滅多に37度を越えないのに、今回は何度も超える。おかしいなとは思っていた。
その時ダルさもあったが、生理前かなー?ぐらい。

発症してしまえばもう仕方ない。インフルエンザのようにかかりつけで手軽に貰える特効薬はなく、基本治るまで対処療法で乗り切るしかない。

1ー6日目 自宅療養

38.5-39.5度が、なんと7日間もでた。解熱剤を1日何錠も飲む。熱の出始めの時に、解熱剤なしでも何とかなるでしょwとたかを括ったら、とんでもなかった。

熱が高すぎて、寝られない。背部痛、腰痛もかなりしんどい。
2時間ほど体制を変えたり、足を立てたり、、そのうち眠すぎて気を失って、覚醒。何だよ、10分しかたってないじゃん、、、朝までまだ何時間もある。

あまりにキツすぎて、別部屋にいた仕事中の夫に体をさすってもらえないかと頼んだぐらい。(人生でこういう頼み事は初めてだった)

この経験から、解熱剤は惜しまず飲むようにした。かかりつけ医に解熱剤の最大値と間隔だけ聞いておき、しんどくなったら飲む。しんどさから解放されたい!の一心。

家族全員陽性になったわけだけど、子供達は2日で解熱、夫はなんと発熱なしだった。だから、私だけ辛いのが長引いた。

熱が3日を超えたぐらいから、夫が懐疑的になる。ホントにしんどいの?と。(38度を超えてるわ!)あと、家事もしてくれなくなったので、4人分の洗濯とシンクの洗い物を解熱剤を飲みながらこなすことに。食事はウーバーやお友達が持ってきてくれたりと、何とかなった。ああ、夫、何もやってないじゃないか。殺したい。

振り返ってみると、辛かったのは何より背部痛、腰痛だった。ソファにさえ座っていられない相当なだるさだ。8日目には熱が下がったが、背部痛と腰痛は残り鎮痛剤は飲み続けた。頭痛や咳、息苦しさはほとんどなかったのが不幸中の幸い。

7日目、保健所からの定期連絡で入院しろといわれる

7日目になっても38度を超えているので解熱剤が手放せない。心配した保健師からもう入院しろと言われる。日中、下の娘を1人にしておけないため母子同室の病院を探してもらい、何とか見つかる。(この時点で娘もコロナ陽性だったので、知人や親類でも預けられなかった)
小学生の息子は、もう学校に復帰していたので、昼は学校、夜は夫と2人で頑張ってもらうことに。
説明の間、息子に寂しい、俺も入院する、離れたくないと何度も泣かれた。

在宅仕事中の夫に『下着だけでもいいから、、あと2時間で迎えから来るから、、』と入院準備をお願いしたら『は?どこにあるんだよっ?!』とキレられたので心を無にして、子供と自分の分を準備する。解熱剤は効いていても37度後半で目眩もしてて体が痛い。これは辛かった。協力してもらえない事に涙が出た。

8-10日目 入院した途端良くなる体調

入院中は上げ膳据え膳だからか、驚異的速さで回復していった。
というか、血液検査やレントゲンの結果がそもそも大して悪くなかった。感染してはいるけど、肺炎や二次感染のようなことはなかった。酸素状態も良く、脱水もない。丈夫な体に感謝。

気になっていた熱は入院翌日には解熱。背部痛腰痛が残ったけど2日後にはなくなる。下痢や吐き気も出てきたが、これは胃薬などの処方ですぐ対処してもらった。
ドクターやナースがいてくれて相談できる環境って、安心以外の何者でもなかった。

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食事は美味しくいただいた。これは1番美味しかったお昼ご飯。公立病院でもこんなメニューが出るんだと感動した。手ごねハンバーグと、温かいロールパン。あと、温かいって本当に正義。

入院中の家族の様子

入院後すぐ、夫から泣きが入る。日中は仕事、夕方から家事やって、息子の習い事に送って、また仕事の打合せに出て、息子の学校のプリントやら連絡事項返して、宿題見て、息子と入浴&寝かしつけで、また仕事に戻るのがしんどいと。夫もコロナ感染後だから、熱は出ていないが、本調子ではない、早く帰って来てと言われる。

はあ?奴隷じゃないんですけど?子供が生まれてからフルタイムワンオペをやってきた自分としては、家族のために頑張る気持ちで何とかやってきたわけで。どこまでも自分本位体制の人とは話にならん。

『あー大変だねえー。でもやるしかないから。大人アンタ1人なんだし笑。そんな大変なら、事情話して仕事休めばいいんじゃないの?』終始冷たい態度で対応。

今までこっちに任せっきりにした罰だよ、有事の時ぐらいは頑張ってくれ。

回復後はまた改めて書きます。




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