鍋料理のマンネリを解消する、一人前から作れる「お茶鍋」
こんにちは、TSUNAGUTO広報です。
暖かい日もありますが、鍋の素や鍋つゆがスーパーでたくさん売られているのを見ると冬だなと感じますね。この鍋の素ですが、だいたい3〜4人前の量で売られていて、一人か二人暮らしだと使い勝手が悪くないですか?
もちろん小包装で1人前から作れる鍋の素も見かけますが、同じ味を何回も食べていると飽きたりして余らせてしまうこともあります。
家族の人数や気分に合わせて鍋の出汁を家でパパッと作れるのが、余らせることも飽きることもなく経済的なのではないでしょうか?
そこで今回は、お茶を使うからこそおいしい、自家製の鍋の素をご紹介します。
基本的には、水の代わりにお茶を使って鍋を作るだけ。
この冬何回作るか分からない鍋料理、お茶鍋を知っておいて損はないはずです!
アイドル水と同じ効果(?)の緑茶レモン鍋
数年前から定着し始めたレモン鍋(レモンの薄切りが載っている鍋)を、緑茶で作っていきます。
緑茶とレモンと言えば、「アイドル水」をご存知でしょうか? 韓国のアイドルが緑茶とレモンと砂糖を入れた水を飲んで痩せたことから、日本でもじわじわ流行っていました。
緑茶(特に煎茶)とレモンに含まれるビタミンCの摂取も期待できますし、美肌やむくみ解消にも効果的と言われています。
緑茶レモン鍋は無糖で、かつ野菜をたくさん食べられるので、アイドル水よりさらに健康的かもしれません!
【材料(直径20cm鍋分、1〜2人前)】
・煎茶のティーバッグ:1つ(もしくは煎茶200ml)
・レモン(農薬・防腐剤不使用):1つ
・水かお湯:200ml
・塩:小さじ1/2~1(岩塩など甘味のあるものがオススメ)
・鍋の材料:鍋に入るだけ
・つけダレ用の白だしや醤油:お好みで
最初はお茶の味を感じていただきたいので、鍋には顆粒ダシや塩以外の調味料は入れていません。鍋ではなく取り皿のほうに白だしや醤油を入れるなどして、途中から味に変化をつけていくのがオススメです。
【作り方(直径20cm鍋分、1〜2人前)】
1:200ml分の水かお湯を鍋で加熱します。肉や魚など火を通すのに時間がかかる食材は先に入れてください。
2:ティーバッグを入れます。紐やタグがついている場合は外してください。ティーバッグに入っていない茶葉を使う場合は、別途急須などで淹れた煎茶を使うのもオススメです。
3:レモン以外の具材を入れていきます。お茶が蒸発しないよう、具材を入れるとき以外はずっと蓋をしておきましょう。
4:塩を振りかけて野菜からも水分を出します。具材を蒸すように火を通しますが、水分がなくなっていたら少し水を足してください。
5:レモンは皮ごと使えるものを薄くスライスして、煮ている具材の上に置いて完成です。レモンは煮込むと皮から苦味が出るので、レモンを入れたら早めに火を止めます。保温しながら食べる場合はレモンを取り出してしまいましょう。
煎茶はお湯に浸けたままだと渋くなっていきますが、TSUNAGUTOの特選釜炒り煎茶は、鍋に入れたままでも渋みや苦味が出づらかったです。
使う茶葉によって苦味や旨味の度合いが異なるため、味見してみて途中でティーバッグを取り出していただいても構いません。
玄米茶や中国茶でも試してみましたが、お茶の味が具材に負けるときもあるため、途中で取り出すよりはずっとティーバッグを入れておいたほうがお茶の味が感じられると思います。
200mlの水と野菜から出る水分だけで作ったので、お茶そのものの味と食材の味が混ざり、豊かな風味の出汁になりました。お茶とレモンと塩しか入っていないので、スープとしてもそのまま飲めます。
レシピ通りに作ると最後にダシがあまり残りませんが、〆としてうどんやお餅を追加してもおいしいですよ。その際にお茶と調味料を足してもいいですね。
フォーとパクチーとレモン汁を入れると、エスニック風にもなります笑
最初から〆が入っている茶粥鍋
茶粥はその名の通りお茶で作ったおかゆですが、一般的なおかゆよりも水分量が多く、お米がサラサラとしているのが特徴です。炊き上がったお米ではなく生のお米を使うため、粘りが出ません。
今回はその茶粥を作っている鍋の中に具材なども一緒に入れてしまい、野菜もおかゆも同時に食べられるような鍋にしました!(〆を作るために何回も台所に立たなくていいので楽チン!)
【材料(直径20cm鍋分、1〜2人前)】
・三熟番茶(または焙じ茶)のティーバッグ:1個
・生のお米:100g(1/2カップ)
・水かお湯:300ml
・塩:小さじ1/2~1(岩塩など甘味のあるものがオススメ)
・鍋の材料:鍋に入るだけ
・梅干しや鰹節など:お好みで
【作り方(直径20cm鍋分、1〜2人前)】
1:鍋に水かお湯300mlを入れて加熱します。沸騰してきたらタグなどを外したティーバッグを入れます。
2:お米は洗って水を切り、鍋の中に入れて10分煮ます。お茶が蒸発しないよう蓋はしたままにしましょう。
3:10分後、まだお米は硬いかと思いますが、火の通りにくい肉や魚を入れていきます。(お米は鍋の端など一箇所に寄せておいた方が、後で食べやすいです)
4:残りの具材を入れ、塩で味を調えます。具材を蒸すようにして火を通しますが、水分がなくなっていたら少し水を足してください。お米が柔らかくなったら完成です。
TSUNAGUTOの三熟番茶はお湯に浸したままでも味の変化が少なく、苦味や渋みが出づらいのでティーバッグは鍋に入れっぱなしでも大丈夫です。
まずは塩だけで味付けして食べていただくと、お茶の香りや味を感じられます。茶粥は梅干しや鰹節などおにぎりの具のようなトッピングとも相性がいいですよ。
家にある鍋の素を使い切りたい方へ
まずは既に買ってしまった鍋の素を消費したいという方も、水の代わりにお茶を使って鍋を作ってみてください。
お茶に昆布や顆粒ダシ、市販の鍋の素を加えていただくと、お茶そのものの味は感じにくくなるかもしれませんが、お茶だと意識せずに普段の鍋のように食べられます。
今回はティーバッグを使ったレシピをメインにご紹介しましたが、あらかじめ急須で作っておいたお茶やペットボトルのお茶を使うと簡単ですね。煮詰めすぎて苦味が出る心配もありません。
お茶で鍋を作ると、食べ終わった後にあまり油が浮いておらず、お肉もさっぱり食べられます。例えば烏龍茶は豚肉が入った鍋との相性もいいですよ。
マンネリになりやすい鍋料理も、お茶を賢く使って楽しみましょう!
W:矢島愛子
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