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【茶葉を】食べるラー油

こんにちは。TSUNAGUTO広報です。

TEA LABOと題したシリーズでは、文字通りお茶を実験的に楽しんでいく方法をご紹介していきます!
今回は茶葉を食べていきましょう。

たとえば、私はよくお茶を使ったご飯を作るんですが、お茶料理というと下の写真のような「茶殻(飲み終わった後の茶葉)」を使うレシピが多いんです。

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茶葉そのものや茶殻にはビタミンが10種類前後含まれていて、アンチエイジングに効果のある栄養素も豊富。でも、料理をしようとした時にいつも手元に茶殻があるとは限らないのではないでしょうか?

そこで今回は、飲んだ後の茶殻でも、飲む前の茶葉そのものでも、どちらでも作れるレシピをご紹介していきます。
野菜をみじん切りにして、数分間だけ火にかけて調味料を混ぜるだけの、すぐ食べられるレシピです。

今回の裏テーマの「茶葉と油」に沿って、今回は食べるラー油に茶葉が入った、その名も「茶葉を」食べるラー油を作っていきましょう!

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用意する材料(小瓶1個分)

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(写真は2瓶分の材料なので、下に書いてある分量より多いです!)
・茶葉または茶殻 ティーバッグ1個分
・白ネギ 20g(だいたい10cmぐらい)
・にんにく 2〜3欠片(約10g)
・生姜 10g
・サラダ油かごま油 35cc(2種類を混ぜてもOK)
・白炒りゴマ 大さじ1/2

・輪切り唐辛子 小さじ1〜2(お好きな辛さに調整してください)
・粗く砕いたミックスナッツ 10g
・砂糖 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・コチュジャンか豆板醤 小さじ1〜2
(お好きな辛さに調整してください)


レシピ(ざっくり3工程!)

①:みじん切りにしたにんにく、生姜、白ネギを熱した油で炒めて少し色をつけます。(かなり焦げやすいですが、多少焦げてもガツンとくるラー油になります。)

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②:1に茶葉または茶殻を入れます。茶葉は少し揚げるようにするとサクサクになります。茶殻は火を通してもあまり食感が変化しないので、早めに工程③へ。

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③:火を止めて残りの材料(砂糖、しょうゆ、コチュジャン、輪切り唐辛子、白炒りゴマ、砕いたナッツ)を混ぜて完成です。

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熱いうちに食べても、冷まして瓶で保存してもいいですね。

ちなみに、茶殻の苦味が出てしまった場合の予防線として、ミックスナッツを入れています。ナッツを粗めに砕くほど、甘くておやつ感覚のラー油になります。私は大雑把に包丁の横の面で潰したりしてます。

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裏テーマは「茶葉と油」

今回重要なのは、油に茶葉を入れることです。
実は、茶葉が膨らむのは水分に触れたときだけ。茶葉は一回膨らみ始めるとお茶の抽出が始まり、渋みも出てきます。しかし油の中では、何分煮ようと茶葉は開きません。

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↑たとえばこちらの写真は、茶葉を3週間ほど蜂蜜に漬けたものです。茶葉の形も細いままで、食べてもカチカチです。水以外の液体の中では、茶葉は柔らかくなりません。

そこで今回は苦味が抽出されないよう、ほぼ水分を足さないレシピにしました。
茶葉を使うと下の写真のように油で揚げたようになり、スナック的なサクサク食感になります。(飲み終わった後の茶殻は既に水分を含んでおり、高温の油で加熱してもあまり変化が少ないです。)

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お茶の葉には脂溶性のビタミンAやビタミンEが含まれており、油も余さず食べられるのが茶葉ラー油のいいところ。

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今回使ったお茶

茶葉バージョンのラー油には「特選釜炒り茶」を使用しました。
宮﨑茶房さんの釜炒り茶をそのまま料理に使うなんて贅沢だなとためらいましたが、そこは思い切って実験してみました笑

もう1種類の茶殻バージョンは、同じく宮﨑茶房さんのたかちほというお茶から作られた「和烏龍茶」を使用。お茶を2杯分しっかり楽しんだ後の茶殻を使っています。この和烏龍茶を大さじ1杯分ほど取っておくと、下でご紹介するアレンジレシピ(汁なし坦々麺)にも使えますよ!


「茶葉ラー」アレンジレシピ

食べるラー油は温かいご飯に載せるのが定番かと思いますが、夏に食べたくなる麺類アレンジも載せておきます。


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茶葉ラー釜玉うどん(温・冷)
うどんと卵黄と小ネギに加え、茶殻バージョンの食べるラー油を載せました!温かいうどんはもちろん、冷やしたうどんでも美味しいのが夏は嬉しいですね。丼ものなど野菜の少ない一品料理でも、栄養と満足感(とジャンクっぽさ!)が一気に得られます。


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茶葉ラーの汁なし坦々麺
ひき肉に食べるラー油と調味料(味噌、醤油、山椒、酢、練りゴマなど)を混ぜていくお手軽レシピですが、実はそこに和烏龍茶を大さじ1ほど混ぜています。
単にお水を足すより味が薄まらず、風味を増すことができます。TSUNAGUTOの和烏龍茶はとても優しい味なので、他の素材を邪魔することもありません。
こちらは茶葉を少し揚げた食べるラー油を使ったので、家で食べるラーメンでも食感や味の奥行きが楽しめます。


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レシピは以上です! 家にある飲みきれない茶葉や、飲んだ後の茶殻を捨てるのがもったいないなというときに思い出していただけると幸いです。
日々のご飯にお茶をちょい足しできるようなレシピを、今後もご紹介していきます。


W:矢島愛子


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