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教育長にアンケート結果をもとに質問しました #つなぐプロジェクト #ICT教育


台東区議会の会派 つなぐプロジェクトです。

皆様への報告が遅くなり申し訳ありません!6月9日に会派の幹事長の早川議員から教育長に対して質問・提案をしました。

実際の動画はこちら。

下に文章も載せますね。




早川議員の質問

新型コロナウィルスのパンデミックは、子どもたちや子育て世帯にとっても、保育園の自粛、小中学校・幼稚園等の休校休園、そして、この6月からの分散登校などにより、甚大な影響を及ぼし、多大な負担がかかることとなっています。
今後も、感染防止対策の強化と、今回の休校・休園などから得た課題をもとに 第2波を見据えた備えを しっかりと行っていかなくてはなりません。       
休校が実施されている5月初旬、会派で、小中学校の保護者を対象に オンライン教育等についてのアンケートを実施しました。インターネットのみを活用して行ったアンケートに対して、わずか10日間で1400を超える回答を頂けたこと。今回の事態に対して、保護者の方々の 不安や関心の高さの表れだと思っています。
このアンケート結果などをもとに、「子どもたちの権利が守られ、健全な毎日をおくることができるよう」今後の感染防止対策の強化、また、第2波への備えとして、区に実施して頂きたい施策をとりまとめ、既に要望書を提出させて頂きました。                 
その要望書の内容は
・体温管理のためのサーモグラフィ等の導入や、サーベイランスシステムの導入・活用 などの感染防止策の強化や。
・教育委員会の方針などが、保護者に検討状況なども含めて、速やかに確実に伝わるよう 複数媒体を活用すること などの情報公開の充実。
・早期の情報連絡体制の構築と 双方向通信のため、
1人1件のアカウントの取得 などの連絡体制の整備。
・要保護児童や 感染症に対する不安から登校をためらう家庭などへの対応として、オンラインを積極的に活用すること などのセーフティーネットの充実。
そして、オンライン教育の促進 でありますが。今回は、学校等のICT活用について、教育長に伺わせて頂きます。
ICT教育の推進については、以前の代表質問でも述べましたが。
国はギガスクール構想を掲げ、推進しています。
将来的にはICTを利用しない仕事はないとも言われていて。早急に進めて頂きたい、と要望していましたが。
コロナ感染の拡大を防ぐため、学校園が休校になり。
先生や友達などとのつながり。生活リズムの乱れ。学習の遅れなど、不安要素が山積しています。それらを少しでも回避するためには、オンライン教育の環境整備が必須である と考えます。               
区では、全学校へのWi-Fi環境整備を 当初予算で計上していますし、今回の補正予算では、一人1台端末の整備も計上されました。ICT教育の推進を早急に実施していく、との姿勢である、と考え、大変評価しています。
しかし、まだまだやらなければならないことは多数あります。
まずは、ハード面での環境整備。
学校が整備されても、それだけでは十分ではありません。
分散登校や 休校中の家庭学習に備えるのならば、学校以外の場所でのネット環境の整備が 必要です。アンケートの結果によれば、大多数の家庭でネット環境が整備されているようですが。動画など大容量の通信に堪えられる環境が 全家庭で整備されているわけではないようです。区は、ネット環境のない家庭に、現在Wi-Fiルーターの貸し出しを行っていますが、すべての需要に応えきれているわけではないと思いますし、貸出期限もあると思います。
生活保護家庭について、「ICTを活用した教育にかかる通信費も 教材費として支給する」との通知が厚生労働省からだされました。家庭でのネット環境整備への支援は、国が教育に必要不可欠と認めている表れではないでしょうか。低所得者世帯にも 就学援助のメニューに追加するなどの対応が必要です。また、休校中だけでなく、分散登校中も、こどもクラブや児童館は、子どもの居場所となっています。家庭と同じように学習課題を行うことができるよう、Wi-Fi環境の整備は必須であり、早急に対応すべきです。
また、国が推進しているクラウドバイデフォルトの原則にのっとって、ブラウザ対応教材へのシフトや 情報セキュリティポリシーの対応も行っていくべきであり。子どもが一人で情報通信機器を利用する機会がふえることから、メディア・リテラシー教育のさらなる充実は必須であります。
すでに実施している保育所もありますが、就学前教育やコミュニケーションについて、オンラインで実施する園に対してのサポートも、行うべきです。      
現実的には、双方向通信でのオンライン授業を実施することは、課題が多数あり、準備期間はかなり必要だと思いますので。朝の会や、教材の視聴、顔の見える個別指導など、できることから実施する準備を 早急に行うべきではないでしょうか。                  
本区のICT教育推進の方向性を打ち出し、タイムスケジュールを作成するなど、ウィズコロナ・第2波への備えとして、オンライン教育を含めた 学校などのICT教育の推進を行うべき と考えますが、教育長の所見を伺います。



教育長の回答


早川議員の学校等のICT活用についてのご質問にお答えをさせていただきます。本区におけるICT教育が目指すものは、台東区学校教育ビジョンが掲げる、変化の激しい予測困難な新しい時代に対応する資質・能力の育成でございます。 
具体的には、ICTの効果的な活用によって自分の考えを明確にしたり、問題を解決したりするなどの情報活用能力の育成が、その重点でございます。
今般、新型コロナウイルス感染症の影響による臨時休業によって、家庭学習におけるICTの活用など、様々なご意見とご提案をいただいており、多様な学習場面で活用できるICT環境の整備が喫緊の課題となっております。
このような直面する課題に対応するため、学校のみならず、各家庭などにおいても、より幅広く柔軟にICTを活用できるよう、改めて、まずは児童・生徒一人1台の端末整備を図ることといたしました。今後、これらの端末を十分に活用するため、子供たちの学習を支えるための双方向通信を可能とする環境など、更に充実したICT環境の整備を目指してまいります。
また、教育委員会の現在の対応といたしましては、ユーチューブによる幼児・児童・生徒向け動画の限定配信を行うとともに、児童・生徒へのタブレット・パソコンの貸出等を実施しているところでございます。
教育委員会といたしましては、今後も、様々な学習場面に対応できるよう、ICTを活用したあらゆる学びの可能性を追究し、創造性豊かに、たくましく生きる力を身に付けられる教育の推進に努めてまいります。



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