たぶんLGBTの問題をややこしくしてる原因の一つに、性別が不可変であるという思い込みがあるのではないかと思うんだ。

一昔前まではLGBTは病気だった。精神をおかしくしていると思われていた。
今ではそういったものは否定されて、何かを好きであること嫌いであることとかのように個性の一つとしてみなされるようになってきている。
しかし、前時代的な考えが100%間違っていると思えない。例えばアメリカの学校で小中学生のカミングアウトを無効にするうんぬんかんぬんが議論になっていたが、それはある意味正しいのかもしれない。一時的な精神的なショックによっていわゆるジェンダーが変わることはぜんぜんあり得ると思う。例えば、こんなことがあることは信じがたいという人もいるだろうが、僕も去年アセクシャル的な傾向を強めた。単純な女性不信、男性不信とかではなくて、精神的なしんどさがそういった、性別の型はめを完全に拒むようになった。
こういう風に性別や趣向が変わることはたぶん思ったよりも性に関しても、モノや趣味と同じように起こりうるのだと思うからLGBTとか処す者を表すための用語を使って満足するのではなく、あくまで趣向として幅広いものを認めていきませんか程度でいいのじゃないかなと思うんだ。