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60万円以上を損したお話し

こんにちは。行政書士の阪本です。夏真っ盛りですね!こんな暑い日にはビールが最高。あと肉とラーメン。まぁこの辺は365日フル稼働ですけどね。失礼しました。

さて、今回は私の失敗談を綴らせていただきます。Twitterでは持ちネタのひとつとして時折披露して供養するようにしています。思い起こせば損失のあった事実を生じせしめてから間もなく1年。いうなれば初盆です。皆様方におかれましては、大変お忙しい中、弊noteをご拝読いただきまして誠にありがとうございます。散って行った諭吉氏も草葉の陰で喜んでいるだろうと思います。本日はお時間の許す限り、、、そろそろ本題へ参ります。

HPを作ろう!

開業を決意して、とりあえず思い当たったのがホームページ(以下、HP)の開設でした。このご時世、飛び込み営業なんて非効率。HPで集客してなんぼの世界。検索すると出るわ出るわ魅力的なサイト。これは何を差し置いてでもHPの稼働が先決や!要チェックやで!とまぁ某有名バスケ漫画の某彦一がごとく意気込んだ当時の私。いや。あながち間違いでもないのでしょうけど。あなたがHP?周辺知識あるの?内容どうするの?行政書士の何がわかっているの?この時点で既に不穏な空気が漂ってますよね。

HPは業者が作るもの?

HPの開設に着眼したのはまぁ妥当な線であるとは思います。しかしそこから先の行動に思慮が足りませんでした。とりあえず業者に頼めば良いんじゃない?キレイなHPで差別化や!当時の私は金銭的な余裕があった事も手伝い、よく考えないまま業者に連絡を取りHPの制作を依頼しました。鴨ですね。脂の乗った鴨がネギを抱いて自ら鍋に飛び込んだのです。美味しいよね、鴨鍋。

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2社から見積もりをいただき、うち1社と契約を結びました。妥結した額は、込み込みで50万円。この額そのものについては実はそんなに高額であったとは考えていません。営業の担当者も気さくな方で、トントン拍子に話しは進みました。この時点での私は、営業の王に俺はなる!と某海賊漫画の某麦わらさんのように意気込んでいました。

あれ?考えていたのと違う…

契約を終えてから気づくことは多いものです。担当が営業からエンジニアに変わると、少しずつ当初の話しと齟齬が生じてきました。いや。巧みに誘導されていたのかもしれません。とにかく当初私が考えていたこととは違う方向に傾いてきたのです。一例としてゆっくり腰を据えて検討しようとしていたサイトの内容について、入稿やイメージの検討の期限を迫られました。業者目線で考えるとわからなくはありません。各担当者にはノルマがあり、顧客の案件を素早くこなし、次の案件に移る。企業の活動としてはある意味で至極真っ当です。しかしボールを急に投げ出された私としてはとても不安になりました。それは某エヴァンゲリオンの某シンジ君のように。

当時はまだ前職に関わっており、また副業先を探している最中でもあり、加えて業界や実務の知識を叩き込む必要にも迫られていました。HPの制作だけに専念する余裕はなく、だからこそ業者に依頼した側面もあったのですが、まぁ急かされました。

焦った私はとりあえずの知識で文言を揃えました。まぁクオリティーの低いこと(笑)。まだ原稿を保存しておりますが笑ってしまいますね。何もわかってないやん、業界のこと。。

それでもさすがはプロ。キレイな見た目のサイトに仕上げてくれました。この点は満足しています。ありがとうございます。

キレイな見た目。クオリティーの低い内容。それはまるで某女優のように、、、のくだりはそろそろ止めましょう。何とか形だけは揃えました。しかしここからが問題です。なんせ内容が低レベルなので私は時間をかけて徐々に修正を加えていくつもりでした。ところがです。

面倒なやり取り

自分のサイトであっても自由には修正できません。エンジニアとのやり取りを挟まなければならないのです。さらに内容や修正のボリュームによっては追加料金が発生します。当然でしょうけどね。しかしまぁこちらとしてはげんなりです。修正にタイムラグが発生するようでは情報を発信するツールとしては残念な代物ですから。

正直このHPをどうするかについては悩みの種でした。50万円は支払い済みでしたので投資した金額を回収するために、とりあえず公開してみようか。いやいや。これからの事も考慮して早々に契約を破棄すべきだろうか。公開だけは延々と先送りにするうちに、月々の支払いだけは掛かっていきました。この額が10万円超。最初の制作費を合わせてタイトルの額に到達しました。そして半年後、一度も日の目を見ることなく私の最初のHPはその短い生涯を静かに終えました。南無。

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そもそもアナログタイプの私は、おもにアナログ営業で仕事を受注しています。しかしながら運用していないだけ余計にHPでの営業に幻想を抱いているのもまた事実です。そうこうしているうちにコロナ禍でアナログ営業自体が厳しくなってきた現実もあります。やっぱりHPがほしい!

やはりそちら方面の知識に乏しい私に、救いの神が現れました。ちょうど同業同期にIT事業を兼業する方がいて相談しやすかったので話しを聞いていただきました。するとその方は二つ返事で制作を引き受けてくださいました。しかも前業者よりも適正な価格で。お気づきでしょうか?その方が目にする機会も踏まえて忖度しています。いや。冗談です。本当に助かっています(笑)。

業者を選ぶなら

私は業者に制作を依頼することに否定的ではありません。当初の支払い額に不満があった訳でもありません。しかしながら業者を選定するのであれば、少しコツがいるような気がします。

それは業者にサイトの運営そのものを全て委任するのではなく、あくまで自分のサイトの制作を補助してもらうという観点です。契約解除後、初代HPは跡形もなく消去されました。極端な表現をすると、私は業者のサイトを間借りしていただけに過ぎなかったのです。自分のサイトだと思っていたのは間違いでした。解約を伝えた際の担当者のつれない態度も残念でしたね。振られちゃったの、私?とにかく選ぶなら「伴走型」の業者が良いのは間違いなさそうです。

そんなこんなで現時点で2代目HPは着々と世に出る機会をうかがっています。皆様の目にとまる日が来るのを心待ちにしています。結局は自分の宣伝でした(笑)。ご拝読いただき誠にありがとうございました。

☎06-6415-9020

ツナグ行政書士事務所 阪本 光




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