持続的な関係人口をつくる秘訣:NOMADOの感情交流アプローチ
みなさん、こんにちは!ツナガル広報の藤田です。
誰もが一度は耳にしたことがある「関係人口」という言葉。
ここ5年で広く普及し、積極的に関係人口創出に取り組む地域も増えてきています。
一方で、関わり方が多様であるがゆえに、地域との関わりが、時期によって濃くなったり薄くなったりするのが関係人口です。
などの、悩みを抱える地域も少なくないのではないでしょうか。
そんな悩みについて、ツナガル流のアプローチを今回の記事ではお届けします!
地域×人:継続的な関係を築く秘訣
ツナガルが提供するソリューションの一つ「NOMADOプロジェクト」の中では、「感情交流」を提案しています。
心理学・社会学・認知科学に基づいた感情デザインのノウハウを使い、二つの場所にいる人たちが、「ワクワク」「うれしい」「びっくり」のような感情を交えながら交流し、互いへの理解を深めます。
ただ交流するだけではなく、そこに感情が伴うことで、自分たちで関係を自走させていくような、持続的な関係になることを目指しています。
今回はひとつのケースとして、実際にNOMADOで感情を伴う交流体験を経験した、「るちさん」の話をできればと思います。
感情交流体験談 ~るちさんの場合~
大分県日田市で多国籍レストラン「大原屋」を営む、財津るちさん。
るちさんは、2022年3月にNOMADOを通じて、フランス・ノルマンディーの小学校の子供たちと交流してくれた人。
フランスと日本でそれぞれ食材を持ちより、お互いの国の食材をミックスしたサンドイッチのメニューを考案するという共創体験をしてもらいました。
そんなるちさんに、NOMADO体験前後のノルマンディーに対する印象の変遷についてお話を伺いました。
友人の結婚式にむかった、その足を少し伸ばしてノルマンディーへ
アイルランド人の友人からの招待状をきっかけに、フランスでの結婚式に招待されたるちさん。
そんな折に、NOMADOで交流した子供たちのことを思い出し、わざわざ小学校まで足をのばしていただいたのです!
再会した子供たちと「日本の伝承遊び」を一緒に
こうしてるちさんは、NOMADOで交流した子供たちとオフラインでの「再会」を果たしました。けん玉や折り紙などの文化交流を通じて、NOMADOで芽生えた関係をさらに深めていきます。
いまも手元に置いてあるフォトアルバム。フランスの子供たちの写真がたくさん
NOMADOをきっかけにして芽生えた、るちさんと子供たちとの関係。その延長には、ノルマンディーやフランスへの心の結びつきが生まれていました。
おわりに
感情交流が生みだすのは、「ゆるやかにつながる、ずっと続く関係」とも言い表せます。
感情を伴う交流で互いのこころを近くすることで、「あの地域にまた行きたい(会いたい)」という気持ちが生まれやすくなるのです。
NOMADO体験をきっかけに、るちさんにも行動変容が見られます。
感情交流は、イベントやデジタル広告のようにすぐに数字で計れる結果がでるものではありません。場合によっては、効果が出るまでに、すごく時間がかかることもあります。
でも、わたしたちは思うのです。
ふとした瞬間に思い出してもらうこと。
るちさんのように、予定のついでに少し足をのばすきっかけになること。
そんな、ゆるやかに続く関係もまた、関係人口と言えるのではないでしょうか。
わたしたちが提供しているNOMADOの体験の中では、このように相手を知ったり、相手への興味関心を高める感情交流を取り入れることで、体験に没入して記憶に残る感動を生み出す仕組みを設けています。
NOMADO体験をしてみたい、興味があるという方は、ぜひお気軽にチームまでご連絡ください!
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