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アサヒ飲料「三ツ矢青空たすき」│自然と人のつながりを育む共創プロジェクト

みなさん、こんにちは!
ツナガル広報の藤田です。

ツナガルでは「ツナガリを生む」「ツナガリを考える」「ツナガリで解決する」という三つの観点から、「関係」を中心としたコミュニティ形成や、共創事業を基軸とした地方創生・社会課題解決を目指した取り組みを展開しています。

今回の記事では、ツナガルのソリューションを活用したひとつの事例として、アサヒ飲料・三ツ矢ブランドの共創事業「三ツ矢青空たすき」のケースをご紹介していきます!


共創事業「三ツ矢青空たすき」って?

福岡県糸島市をフィールドに始まった、アサヒ飲料・三ツ矢ブランドとツナガルの新規共創事業「三ツ矢青空たすき」。

この事業では、森や海、畑などを舞台にした体験プログラムを通じて、参加者が「自然の循環」「持続可能な暮らし」を感じることを目指しています。


体験プログラムを提供する「語り部」となってもらうのは、地域で自然と共生し、人と人とのつながりを大切に活動している方々。

「自然を楽しむ」「食を楽しむ」「つくるを楽しむ」の三つの切り口で、すこやかな森づくりに参加する間伐体験や、収穫したての糸島野菜を使った料理体験など、オンライン、オフラインの両方で体験をアテンドします。

※昨年実施した「三ツ矢青空たすき」実証実験プログラムの様子

なぜ三ツ矢ブランドが共創事業を?

名前にある「三ツ矢」が示す通り、この事業は三ツ矢サイダーから端を発しています。

三ツ矢サイダーはなんと来年で140周年を迎え、これまで大人から子供まで幅広い世代に親しまれてきました。

長年の間、三ツ矢サイダーを育んできたのは、磨かれた水や果物由来の香りなど、日本の自然の恵み。

しかし今、こうした自然環境と私たちの生活が切り離されて行ってしまっています。

140年もの間、私たち日本人と、そして自然環境とともに続いてきた三ツ矢サイダーだからこそ、次の100年に向けて、日本の豊かな文化を「たすき」のように未来に受け継いでいきたい

こうした思いから、誰もが自然の恵み、豊かな文化を感じられる体験を通じて、自分らしい形で暮らしに溶け込ませられる機会を提供することを考え、生まれたのが「三ツ矢青空たすき」です。

ツナガルは何をしたの?

こうしてスタートした「三ツ矢青空たすき」の事業。

アサヒ飲料の持つ強みというのは、日本中に数えきれないほどのファンがいたり、日本人であれば知らない人はいないネームバリューがあったりすることで、広いリーチをもっていること。

対してツナガルが提供できる価値とは、人と人をつなぎ、その後の行動変容を促すスキームをもっていることです。

「ツナガリを生む」「ツナガリを考える」「ツナガリで解決する」という三つ軸で事業を展開し、それぞれの分野のサービスやソリューションとアサヒ飲料の強みを掛け合わせ、「三ツ矢青空たすき」のビジョンを叶えることを目指しています。

では、具体的にツナガルが提供しているソリューションについてご紹介します!

ツナガリを生む

【語り部の開拓】

糸島市は山、川、海の自然が調和する場所。
ここをフィールドに多くの地域事業者が活動しています。

その中でも、自然と共生し、人と人とのつながりを大切に地域で活動している人々に「語り部」になっていただくことにしました。

これまで数々の地域に深く入りこみ、ネットワーキングや体験プロデュースの実績があるツナガル。

この強みを生かしながら、実際に現地で何度もフィールドワークを行い、「三ツ矢青空たすき」が大切にしている「自然の恵み」「地域文化の豊かさ」「持続的な暮らし」といった要素を共有できる語り部を開拓していきました。

【体験プロデュース】

こうして見つけた「語り部」の方々の知識や思いを体感できるようなプログラムを造成し、都市生活者である参加者に提供することで、三ツ矢ブランド・語り部・参加者にとって「三方よし」となる体験をプロデュースしています。

体験プログラムをつくる上で大切にしているのは、持続的で質の良いつながりを生むフレームワーク「関係デザイン」という枠組み

企業・語り部・参加者の全員がプログラムを構成するメンバーとして体験の準備をしたりアイデアを共有したりすることで、体験の「主催者」「参加者」という枠で線引きをせず、関係を超えて、共創関係を築く仕掛けを施しています

体験プログラムの紹介はこちら!

ツナガリを考える

ツナガルは「関係」をテーマに、全国の企業や高校・大学などで研修プログラムやワークショップを提供しています。

「三ツ矢青空たすき」では、アサヒ飲料の従業員向けに、関係デザインのセオリーを学び語り部・参加者・企業にとって有益なプログラムの開発・運営に生かすことや、参加者の感動や共感を生み出すプログラムのファシリテーション方法などについてレクチャーしました。

ツナガリで解決する

【オンライン体験プログラムの配信技術】

「遠くて、なかなか糸島までは行けない」という方々のために、三ツ矢青空たすきでは、オンラインでの体験も提供しています。

プログラムの中には、これまで配信や中継が難しいとされてきた山間部で行うものも。

そこで、TV中継でも利用されている高画質モバイル中継装置「Live U」を使用するなどツナガルが持つ高い技術力を使うことで、自宅にいながらも臨場感ある体験を可能にする体験の提供を可能にしています。

【プラットフォームの構築/マーケティング戦略の策定】

体験の前後で語り部と参加者同士の交流の場となるプラットフォームの構築や、マーケティング戦略の策定もツナガルで実施しました。

将来的には、このプラットフォームが参加者と語り部のコミュニティとして発展することを目指し、双方向のコミュニケーションを促進していきます。

事業共創に「ツナガリ」というアプローチを

「三ツ矢青空たすき」では、「ツナガリ」というソリューションを通じて、事業創出を支援しています。

企業だけでなく、官公庁、自治体などあらゆるステークホルダーとの共創事業を通じた社会問題解決を目指しています。

私たちと一緒に共創パートナーとなっていただける企業や自治体を募集していますので、興味、関心がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。


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