不安症のわたしが家を建てました1 ー根無し草?それとも根を生やす?ー
面倒な性分
子供の頃から怖がりで空想癖。ちょっと面倒な性分でした。
・電柱(もしくは建物)から次の電柱までは、息を止めてたどり着かないといけない。ミッション失敗時は爆発する。小さな石ころをずーっと家まで蹴っていかないと地球が滅亡する。というネガティブ妄想癖。
・寝ている間に死んだらどうしようと恐怖でパニックになり両親を困らせる
・「ゴーストバスターズ」を観て、一人でトイレに行けなくなる
そんな私が大人になり、それまでのストレスや諸々の疲れで、原因不明の微熱と身体中の痛みが続き、結果として不安神経症と診断されました。元々の性分もありますし、自分の弱点が酷くなったという感じでしょうか。
この二つの記事でもそれまでのことについて触れています。
根無し草が最高
当然ながら土地を買って家を建てることに対してもデメリットしか考えず
・隣人が一生恐ろしい人かもしれない
・賃貸マンションのようにトラブルがあっても逃げられない
・多額の借金(ケチ&貯金好き)
・そもそも身体がだるくて面倒
土地付き一戸建てを持つことの煩わしさばかりが頭にはありました。
当時の私は、併発した鬱病のせいで仕事も辞めて、マンションで引きこもっていてこんな感じ。
だらだらとしたイヤーな空気と疲弊感しか伝わらない。ほぼ一日ジャージ、化粧もせず、ぼさぼさ頭でゴロゴロ。不安感が強すぎて車の運転も止めてしまい、息子を連れてどこかにいくこともしない、あかん母ちゃんでした。
本当は建物が大好き
だけど正直に言えば、「家」に対する憧れは人一倍強かった。囲われている形そのものが好き。壁に、塀に、植物に。家と庭で構成された「家庭」に憧れ、建物自体も小さく平屋でこんな感じがいいと、実はしっかりと頭の中では出来上がっていたのです。
上の素敵な建物は、仕事でケーブルテレビの番組制作をしていた頃、取材させて頂いた「ナチューラ」というジェラートショップ。川沿いにあって、大きな木があって、建物はシンプル。いつか老後でもいいからこんな家に住みたいなぁなんて、10年も前から密かに思っていました。
ちょうど多肉植物を偏愛しすぎるあまり、ベランダに洗濯物が干せない。そして大事な植物たちに冬場は太陽が当たらないという事態に直面しておりまして・・・
少しずつ、庭付きの家での暮らしへの憧れが強くなっていったのでした。
安心できる家で暮らし、そこに根を這って自分たち家族が生きた証をその土地に沁みこませてみたい
そんな思いを家族とも共有し、そろそろと土地探しが始まったのでした。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
来週は理想の土地との偶然の出会いと、頭を抱えたお金の問題を書きます。17日更新。
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