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よしもとファイナンス

お笑いコンビ、霜降り明星の粗品さん。
以前から巨額の借金があることで知られいる彼ですが、昨年末に、よしもとファイナンスからの借金を完済したという話題と、完済後に新たに再び2,000万円以上をよしもとファイナンスから借りたという話題を目にしました。

よしもとファイナンス
吉本興業が運営する金融会社。不安定な職業と見なされて、一般の金融機関からの借入が難しい所属芸人が利用している。
もともと、芸能プロダクションでは当たり前に行われていた「ギャラの前借り」を事業化したものとも言える。

なんかヤ◯ザな香りがしなくもないですが、従業員貸付制度?的なものを事業化したという感じなのでしょうか。

芸人にとっても、芸能事務所にとってもメリットあり?

芸能事務所は所謂「影響力」という実績や仕事の量や質を盾に、マネジメント契約で所属タレントをロックするわけですが、最近ではテレビの力が弱まり、SNSやYouTubeなどのネットメディア出身の売れっ子タレント(しかも最初から個人事務所とか)なんかも台頭してきて、芸能事務所への忠誠心が弱まっています。

それを「借金」という絆でつなげることで、貸主の芸能事務所としては、完済させるまでは言うことを聞かせるぞ!という強い拘束力を手にすることができます。一方、借主である所属芸人(タレント)としては、完済させるためには仕事をさせて稼がせないといけないというバイアスが多少かかるでしょうから、その額が多ければ多いほどたくさんの仕事を割り当てる可能性が高くなるということです。
僕が貸主なら「退職(退所)時に全額返済を求める」と契約書に記載するでしょうから、売れてるタレントであればその拘束力を発揮できるわけです。

上記は僕の勝手な推測に過ぎませんが、もし上記のような構図なのであれば意外とWin-Winな関係が構築できるのかなと思ったりしたという話でした。

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