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ultramodernista 2024年5月24日(金) CRAFTROCK BREWPUB & LIVE

韓国の4人組シンセポップバンドultramodernista来日公演。
日本橋のCRAFTROCKで、なんとフリーライブです。

今回の来日のメイン公演はこの翌日のGOOD BYE APRILとの2マンライブ。

GOOD BYE APRILの大ファンなので、GOOD BYE APRILを通してultramodernistaを知ったけれど、ヴィンテージシンセの音源で少し80年代のサウンドを感じさせながらもポップで新しい楽曲に魅了されてすっかりファンに。

来日直前に配信された新曲『Frying Spirit』がハウスサウンドっぽくて完全に好みでした。

この曲を聴いた瞬間、SHINeeの『View』だ!!と思いました。
『View』は2015年にリリースされた楽曲、SHINeeのそれまでのスタイルとは違う新しいサウンドでした。そこに、メンバーのジョンヒョンが作詞をしているというのも大きなポイント。
ジョンヒョンは自ら作詞作曲も行うマルチクリエイターでソロ活動もし、他アーティストに楽曲提供も行うほど多才な人でした。

私はジョンヒョンが大好きで彼が作る楽曲以上のものをいまだに超えてくるものに出会えていません。
彼の死から7年経っても、まだその悲しみから抜け出せずにいます。

そんなSHINeeの転換期ともなったアルバム『ODD』に収録されている『View』に通じるものがultramodernistaの『Flying Spirit』にはありました。

似ているコードや、メロディがあるわけではないのですが、1曲を通した雰囲気、世界観が同じだと思ったのです。
後ボーカルのヒューさんの歌声が情熱的な部分を取り除いたジョンヒョンの歌唱に似ているせいかもしれません。

この日『Frying Spirit』を日本で初お披露目するとの事だったので翌日の2マン公演まで待っていられずライブに行きました。

店員さんにライブを見に来たけれど食事もしたいと伝えると、それならとライブも見えるカウンター席を案内してくれました。

「ここなら料理を食べながら寛いで見れると思いますよ、立ち見エリアで見たい時は一度お会計を済ませてからになりますのでご注意ください」

すでに立ち見エリアはいっぱいで、高さのあるカウンター席の方が見下ろせていいなと思い了承。

開始の20時を5分ほど過ぎた所でライブ開始。
じゅうぶん聴こえるし、見えるのでカウンターでもいいにはいいけれど、ライブ目当てだと客席の喧騒と入り交じるカウンター席はおすすめではありません。
お料理のついでにライブも、ならじゅうぶん満足できます。

30分ほどのステージ、海外の方が多く見受けられ大いに盛り上がるステージとなりました。
これがultramodernistaかぁ、めっちゃいい!

ライブ終了後メンバーの人とお話ししたいなと、ファンの方が落ち着くのを待ちながら食事していると、なんとfox capture planのドラムの井上司さんを見つけました。

「司さんだ!!」と反射的に席から飛び降りて駆け寄る私。

司さんの最新アルバムでultramodernistaのボーカルのヒュー・キースさんとコラボしています。
その曲がキッカケで司さんのソロツアーライブのファイナルに行ったので、あの素敵な感動に包まれたライブの感想をお伝えしました。

GOOD BYE APRILからultramodernista、自分に辿り着く人がいるとは予想していなかった事らしく大変驚きながらも「その活動で知ってくれてライブまで来てくれるなんて本当に嬉しい」と喜んでくれました。

 厳密に言うならSYNCRONICITYでOmoinotakeの前がfoxだったからそこで初めて名前を知ったんですけど、ソロライブに行こうと思ったキッカケはヒューさんとのコラボ楽曲だったのは間違いないです。

2日間あるSYNCRONICITYの2日目、fox capture planとメンバーのメルテンさんが出ているPOLYPLUS、JABBERLOOPも見た事をお話ししたら、「1日目は行きました?」と聞く司さん。

「はい、2日間とも行きました。」

「僕1日目のjizueも叩いてたんですよ」

「ええ!そうなんですか?!」
jizueはYONA YONA WEEKENDERSが終わったら走って見に行こうと思ってたのですが35分押しだったかで間に合わず見られなかったバンド。

そうだったんだぁ。と残念がっていると、
「jizueの東日本は僕で、西日本のライブの時は橋本現輝君(JABBERLOOPサポートドラマー)が叩いてるんですよ」
と教えてくれました。

「そうなんですか!私現輝君のドラムもめちゃめちゃ好きなんです。現輝君のバンドの4Acesのライブよく行ってます」

「僕も彼のドラム好きですよ。すごくいいですよね。」

司さんとのお話しはとても楽しくていつまでも喋れてしまう。けどほぼ初対面でこれ以上は失礼かなと、お写真だけ撮ってもらって失礼しました。

その後ultramodernistaのジウォン君とお話しができました。
日本語も英語もよく分からないとの事だったのですが、何故か楽しくお喋り出来ている感覚になる笑顔。

「GOOD BYE APRILのタカシのファンで…」とタカシの名前を出した途端、
「たかし!たかしはMy best friendです。たかしのファン!?そうなんですか!」

そこでジウォン君が日本語話せるスタッフがいると言って、その方を介してお喋りしました。

「まさかGOOD BYE APRILのファンの人が来てくれるとは思わなかったので、ものすごく嬉しい。
これは韓国で撮った唐揚げ食べてるたかしの写真です、ヤバいヤバい。」とニコニコ顔で写真を見せてくれました。
「たかしは唐揚げが大好きなの知ってますか?カラアゲboyというと、俺はNormal boyだと言いますがあの唐揚げ好きは異常です」と(笑)

「唐揚げ大好きなの知ってます。私もタカシが唐揚げ食べてる写真持ってます」と、前に撮影した写真をジウォン君に見せました。
「わぁ、美味しそうに食べてますね!ホントにたかし可愛いです」と大爆笑。

「あんな魅力的で可愛い人いないです、ホントに大好きです。」
ひたすらタカシが好きだと語るジウォン君も可愛かった。

その後はこの日DJをしていたタカヒロさんともお喋り。
2日後のGOOD BYE APRILとultramodernistaのアフターパーティーでもDJをするタカヒロさん。
ultramodernistaが来日公演した時はいつもお手伝いしているんだとか。

「GOOD BYE APRILもultramodernistaもバンドメンバー全員が良い奴で嫌な奴が一人もいないという珍しいバンド。
2組が出会って仲良くなったの分かるね。」
と言ってました。
関係者にそんな風に言われるとはよっぽど良い奴らなんですね。

ヒューさんは司さんとずっとお話ししていたので話せなかったけれど、とっても楽しい夜になりました。

3日連続同じミュージシャンのライブを見るというのはultramodernistaが初かもしれない。
今度はいつ会えるか分からない人達だから、体にその音楽を染み込ませてこよう。

CRAFTROCKのごはん美味しくていっぱい食べてきました。ストロベリーのクラフトビールが程よい甘さがあり美味しかった。

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