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なるようになるさ

2か月の休職期間を終え、職場に復帰した。
3月に、生理前のPMSが酷く何度も仕事を早退してしまい、それによってメンタルも削れていた。見かねた上司が「休め」と言ってくださったのをきっかけに、仕事をお休みしていた。

その期間を終え、3日前からようやく復帰。
皆は夜勤の仕事をシフト通りにこなしているが、私はまず「職場復帰」が目標なので、事務作業の仕事をあてがわれている。

職場に復帰するのはかなり緊張し、前日の夜はよく眠れず興奮状態。
おかげで少し寝不足での職場復帰となった。

職場に行くと、朝から色んな人が私のところに来てくれて、「大丈夫!?」「元気?無理するなよ!!」と声をかけてくれ、緊張がほぐれた。中には私を見つけた瞬間走って来てくれる先輩もいて、
ああ、恵まれている。
しみじみとそう感じた。

ただ、普通に夜勤の仕事をしいている同期や先輩を見ると、ふとした時に
「私にはそれができないんだ」
と悲しくなる。
数か月前まで平気でできていた仕事が、今の私にはできない。
同期と同じ道を歩けず、「普通」から逸れた感じ。
今後は、今までの仕事に復帰するか、違う部署に異動になるかの二択だが、それも体調の様子見をしてからしか判断できないとのこと。

つまり、今できる事は事務作業をこなすことだけ。
薬を飲み、それが体に馴染むかどうか結果を待つだけ。

こんな状況だから、上司や先輩には
「考えても何も変わらないんだから、明るく元気に過ごしていればいいよ」
「こればかりは仕方ない、なるようになるから」
と慰められる。
そうは言われても・・・・・・

私は今後どうなるの?
もしかしたら、普通に復帰できるかも?
復帰してまた貧血になったら迷惑をかけちゃうよ?

こんな風に、今後のことを無意識のうちに考えてしまう。
考えても無駄だと気づいているのに。

今までの人生では、実現したいことを設定したら、それに必要なことをリストアップし、一つずつこなして努力してきた。例えば、テストを受けて大学を受験することや、練習をして大会に出ること。
(真面目だね、と言われることが多い性格)
そんな風に、「努力したら思い通りになる」という成功体験を積んでしまったがゆえに、自分ではどうにもならないことに直面した時、困惑する。「なるようになるさ」なんて、今まで考えたことがなかったから

けれど大人になって、「なるようになるさ」と考えなければならない場面は、増えるように感じる。
例えば、親の介護や、妊娠した子どものこと、誰かが病気になった時、等。
だって、努力したところで誰かの病気が治るわけではないし、元気に赤ちゃんが生まれてくるわけではない。自分のベストをつくし、後は風まかせ。
人事を尽くして天命を待つ
この言葉の通りにしなければいけない瞬間が、増えるんだろうなと感じた。

頭で分かっていても、なかなかそう思えない今日この頃。
ただ、この「普通から外れる」という経験も無駄ではなく、「なるようになる」と考える大切さを教えてくれた。

楽観的に、ポジティブに。
「なるようになるさ」
おまじないのように唱え、少しでも気持ちが楽になれたらいいな。
悲観的にならないよう、自分をコントロールできたらな、と思う。




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